ホストの仕事には、華やかで稼げるというイメージがつきものです。しかし、実際に働いてみた僕の正直な感想は、「小銭は稼げるが、根性と覚悟が必要な仕事」でした。ホストは年齢に関係なく、実力次第でいくらでも稼げるチャンスがあります。
ライバルと競い合い、スポットライトを浴びる経験ができるのも、この仕事ならではの魅力です。一方で、どこまでいってもホストである限り、時間と労働力を切り売りしてお金を得る構造からは抜け出せません。
多くの人が結果を出すまでに時間がかかり、根気強く努力を続ける必要があります。目先の結果ばかりを追い求めてしまう人には、正直向かない仕事だと思います。
- ホストで働くうえでのやりがい
- ホストで働いて思う嫌なところ
- ホストで働くリスク
- ホストを辞めた後どうなるか
上記について包み隠さずお伝えしようと思います。
ホストに興味はあるけれど、自分に向いているのか迷っている。そんな人が後悔しない判断をするための記事です。
ホスト業界の魅力とやりがい

ホストには魅力とやりがいがたくさんあります。それだけの特別な体験ができることは、様々な漫画やドラマになっていることからも裏付けられていると思います。ここでは、僕が実際に働いて思ったホストの魅力とやりがいについて解説していきますね。
ホストを始めた理由(実体験)
当時僕は専門学生でアルバイトも全然受からず、困っていた時でした。友人と街を歩いていると強面のおじさんが、CDを持って声を掛けてきました。僕は警戒心たっぷりで断ろうと思っていたのですが何故か友人は興味津々。
「面白そうだからやってみよう」と言われ僕も週2からでいいということもあり、「週2なら学校にも支障をきたさないし、短い労働時間で大金を稼げるかも」と思い飛び込んだのが始まりでした。
実際に感じたやりがいとは
そしていざ働いてみてその難しさに直面したのと反面、毎日想定外のことが起きる、違う人と話す経験がつめるというところに魅力も感じました。「どうやったら結果に結びつけられるんだろう」と試行錯誤をするのも楽しかったです。
売れて来てからは、1ヶ月やり抜いたという安心感もあります。給料日は圧倒的に他のホストとは違う厚さの給料袋を渡されるのも気分が良かった。「これだけやったんだな」と思える瞬間です。そしてお客様からの「他の人とは違うね」などと個人を認められることにも僕はやりがいを感じましたね。

結果を出したものが正義だからこそ、それに執着しすぎて身銭を切ってお客様を呼んだり、本末転倒になる人も多いので要注意。
少し稼げるようになって生活はどう変わったか
小金を稼げるようになってからは、服は値段を見ずに欲しいものをレジに持っていくようになったし、従業員を食事に連れて行くときは必ず僕が出していました。気持ちの面でも余裕はできたし、お客様にも食事やプレゼントを渡すことも。
ただ学生の頃のように毎日遊び歩くなんてことはまずなくなりましたし、お客様とでかける時間も多くなりました。
| 項目 | 小金を稼ぐ前 | 小金を稼いだ後 |
|---|---|---|
| 服・身だしなみ | 値段を見て買う/我慢することが多い | 値段を気にせず欲しいものを選べる |
| お金の使い方 | 自分の生活で精一杯 | 従業員や周囲に使える余裕が出た |
| 食事 | 割り勘や安さ重視 | 自分が出すことが当たり前に |
| 精神的な余裕 | 常に余裕がなく焦りがち | 気持ちに余裕が生まれた |
| 対お客様 | 最低限の対応が中心 | 食事やプレゼントを渡せる |
| プライベート | 学生感覚で遊び歩く | 遊ぶ時間は減り仕事優先に |
| 時間の使い方 | 自由時間が多い | お客様と過ごす時間が増える |
| 生活の実感 | 「ギリギリ」感が強い | 「少し余裕がある」感覚 |
「承認」「人に必要とされる感覚」の正体
数字で価値が評価される世界だからこそ、売上を上げたりお客様が自分にお金を使ってくれるということで自分の価値を確認し、「人から必要されている」ということを認識しているのではないかと思います。
ある種依存されることに喜びを感じられるようになっているのかもしれませんね。人は誰でも他者から頼られたいものなのです。
ホストの実情と嫌なところ【理想と現実のギャップ】

ここまで読んで「ホストのいいところはイメージできるんだけど、じゃあ嫌なところは?」と思いますよね。もちろんどんな仕事でも、いいところばかりではありません。ここでは実際にホストで働いて思った嫌なところを紹介していきます。
世間が抱くホスト業界の誤解
一般的に多くの人が勘違いしているのは、ホストは短期間で大金が稼げるというイメージです。確かに稼げる可能性はあるのですが、実際はそんなに甘いものではありません。僕も最初は学生をしながら、短期間で稼げるのではないかと思っていました。
実際は売れるまでに平均よりも時間がかかったと思いますし、経験や試行錯誤の大切さというのを感じました。

楽しいばかりではない
「女性とお酒を飲んで、お喋りしているだけで楽しそう」と思うかもしれません。「普通に働いていたら毎日やりたくもない仕事をして、汗水垂らして大変なんだよ」それと比べれば楽に感じるという人も多いと思います。
しかし実際は毎日数字に追われ、本気でやっているからこそ、もめ事も絶えません。毎日数字に追われる緊張感と出勤時以外も24時間コンビニ営業の職業、ということは意識しておいた方がいいと思います。
- 毎日売上や数字を意識し続けなければならない
- 結果が出ないと、評価や扱いが一気に変わる
- 楽しそうに振る舞うこと自体が仕事になる
- 出勤していない時間も、連絡や営業を考え続ける必要がある
- 本気でやっているからこそ、人間関係のもめ事が起きやすい
- 気が抜ける時間が少なく、常に緊張感がある
- 「好きでやっているから楽だろう」と軽く見られる
アットホームな職場の裏側
周りからは一見仲良さそうに見えても、その中身は当然ギスギスしている部分もあります。人間同士なので好き嫌いがあるのはしょうがない。先輩にこっぴどく叱られた直後でも、笑顔でその先輩と話さなければいけない場面も出てきます。
従業員同士は仲間でありライバルなので、友だち同士でなぁなぁにというわけにはいきません。
ホストは向いていない人も多い

一般的に「ホスト向いていなさそう」と思う基準と、実際に働いてみて「この人ホスト向いていないだろうな」と思う人にはズレがあると思います。一般的には見た目が悪いからとか、喋りが下手だからなどが理由だと思うでしょうが、実際にはもっと根本的な理由があります。
ここではホストが向いていない人について勉強していきましょう。
向いていない人の特徴
一番向いていないのは続けられない人です。ホストは長い目で見て努力を継続しなくてはいけない職業です。それを短期間で結果が出ないからと、ぐちぐち言って行動に移さない人はまず売れません。
文句を言う前に、少しでもお客様のところへ足を運ぶとか、返信を24時間即レスで返すとか、まだやっていないことを、全てやるくらいの気持ちを持った方がいいです。売れない理由を他人のせいにするのは簡単です。
しかし他人のせいにしたところで、自分の結果が変わるような転機が訪れないのも当然ですよね。
僕の周りでも売れている人を見ては、「あいつは運が良かっただけだ」「自分を指名する客層が悪い」と現状に文句ばかり言って、普段は遊び歩いて仕事も当欠も多いという人もいました。そういう人はやはり、大した結果も出ず辞めていきましたね。
「人真似の接客」が通用しない理由
最初のうちは人の真似をして接客の技術を習得していくというのは大事だと思いますが、ずっと真似ばかりしているわけにはいきません。誰かが突出した特徴があり、それを真似するのであれば、あなたはその人の下位互換になる可能性が高く、その人に勝つことはできなくなるわけです。
僕が働いていた店でもあったのが、代表に憧れるホストが多く、髪型やトークの系統がほとんどその店の代表みたいになっているという状態でした。オリジナリティのある人が多くいるから、店の厚みも出て様々なお客様が楽しめるようになります。

人のいいところを取り入れるというのは大事だと思います。しかし、コピーになってしまうのはまた違うのでそのバランスに気を付けてください。
弟営業がハマる人・失敗する人
ハマる人は時間をかけられて上手く立ち回れる人だと思います。その中で「ほっとけない」という感情を上手く引き出して、しかし恋愛感情を持っていると言い出しにくくすることができると、このタイプは上手くいっていると言えるでしょう。
失敗する人は、本当に弟のようになって恋愛感情が引き出せない人。男性として見られないと大きくお金を使ってもらうのは難しいと思います。家族と飲むために、月何百万も使おうと思わないですよね?
仲良くなればそれでOKというわけではなく、その先の売上まで考えて立ち回るのが大事です。
| 観点 | ハマる人 | 失敗する人 |
|---|---|---|
| 基本スタンス | 時間をかけて関係を作れる | 早く結果を求めてしまう |
| 立ち回り方 | 距離感を調整しながら近づく | 距離が近くなりすぎる |
| お客様からの見られ方 | 「放っておけない存在」 | 「ただの弟・家族的存在」 |
| 恋愛感情の扱い | あるかもしれない雰囲気を残す | 恋愛対象から外れてしまう |
| 男性としての立場 | 男性として見られている | 男性として見られない |
| お金の使われ方 | 無理のない範囲で継続的 | 大きな金額に繋がりにくい |
| 関係のゴール | 売上を意識した関係 | 仲良し止まりで終わる |
| 長期的な結果 | 安定した指名に繋がる | 売上が伸びず行き詰まる |
精神的に削られるポイント
人間と深く関わっていく仕事だからこそ、そこでの精神の摩耗は大きいと思います。人生の悩みは全て人間関係だとオーストリアの心理学者 アルフレッド・アドラーも言っている通り、付き合う人が多くなれば、それだけトラブルやストレスを感じることも多くなります。
自分のために尽くしてくれているお客様に対してもそう。お客様はお金を使えば使うほど、こちらでコントロールするのが大変になってきます。上司に対してもそうです。距離感が近いからこそ不明確な助言をしてくることも多い。
そのアドバイスで失敗したところで、責任を取ってくれるわけではありません。しかし人のせいにしたところで何も前に進まないのは明白です。最初から情報は取捨選択して、自分のものにしていってください。

ホストの仕事の流れと基本

「ホストってどんなことをするの?」未経験者の方は最初の段階からわからないと思います。大枠で接客をして指名をとって売上を上げる。というのは知っていると思いますが、ここではもっと細かく解説していきます。
源氏名を決める意味
最初にホストとして働くときの名前(源氏名)を決めます。これは自由に自分で決めることができます。このホスト用の名前を決めることによって、普段の自分と夜の自分を差別化することが可能。
普段とは違う名前で活動することによって、「俺はホストの〇〇だ」とモチベーションをアップさせる効果もあります。自分の中にもう一人の自分ができるイメージですね。これから長いことお付き合いすることになる、自分の名前を丁寧に考えてあげましょう。
- 水にまつわる漢字(海・波・湊・流 など)が入っていると売れやすいと言われている
- 「流れる」「循環する」イメージがあり、売上が途切れにくいと考えられている
- 呼びやすく、2〜3文字の名前は覚えてもらいやすい
- 濁音が少ない名前の方が柔らかい印象を持たれやすい
- 店内に同じ名前・似た名前がいない方が指名が被りにくい
- キャラに合わない強すぎる名前は後から苦しくなることが多い
- 年齢を重ねても違和感が出にくい名前は長く使える
- 売れている先輩と同じ系統の名前は避けた方が個性が出る
- 自分が名乗ったときに照れない名前は、自然に定着しやすい
お客様の席に着くまでの流れ
基本的には内勤の指示で着く席が決まります。内勤は店の状況を常に見て最適な付け回しをするのも仕事の一つです。なので着きたい席があれば積極的に志願してみるのもいいでしょう。また自分がSNSやナンパなどで知り合った子を店に連れてきた場合も、大概は最初に自分が着くことになります。
知っている人が最初に着けば安心感もありますし、知っているアドバンテージがある人は選ばれる可能性も高いので、効率がいいと思います。せっかく自分で手に入れたチャンス。他の人を見る前に自分を選ばせるくらいの気持ちでいきましょう。
僕が現役の時でもよく聞いた声が「最初は席が温まっていないから後半の方が良いという声でした。気持ちはわかりますが、前半のうちに自分の指名にすれば誰とも競わずに済むのにとも思っていました。そもそもお客様もいつ帰るかわからないし、最後までチャンスが残っているとは限らないです。
先輩の接客を見る時間の重要性
売れている先輩の接客を見ることは非常に勉強になります。ただ何も考えずに見ているだけでは意味がありません。自分の接客に活かせるヒントを拾っていくイメージです。自分一人で考えて動き続けると、凝り固まった頭で「何でうまくいかないんだろう?」と行き詰まってしまいますよね。
そういった時に売れている先輩の接客を見ることは、自分の中になかった発想を得られるチャンスになるのです。自分ではやらないようなことをやっていたら、「何故こういうことをしたんだろう?」と考えてみる癖を付けましょう。

先輩の接客は勉強になるところもありますが、あくまで売れている先輩の話です。情報は取捨選択をする必要があるので、自分に必要なものか失敗する可能性が高いものか判断は自分でしましょう。
接客は「技術」より「設計」
技術ももちろん大事ですが、それ以上にしっかりと設計された戦略が大事になります。ゴールまでの道順がはっきりしていないと、フラフラとその場で足踏みしているような時間が生まれてしまいます。
それぞれのお客様に合わせた戦略を練っていき、最短でゴールに行けるようなルートを模索していきましょう。
稼ぐために必要なマインドとスキル

稼ぐためには長期目線を持つことが大事です。短期間で稼ごうと思わず時間はかかるものと覚えておきましょう。ただ、だらだらと長期間過ごすということではなく、お客様の心理や行動の理由にも目を配らせて考える習慣をつけると売れるために必要な、相手の心を読み解く力も養われていきます。
ここでは稼ぐために必要なマインドとスキルについて解説します。
月収3桁を目指すマインドセット
先ほども言いましたが3桁を狙うには、時間がかかると思っておきましょう。「短期間で3桁稼いでやるぞ」と意気込んでしまうと、上手くいかない現実に押しつぶされてしまう可能性が高いです。そして上手くいかない時に思いがちなのが「先輩の言うとおりにしたら失敗した」「この店のルールじゃ稼げない」と人のせいにすることです。
人のせいにしても何も解決しないので、他責思考をやめて「全て自分のせいだ」と思えるようにしましょう。先輩の言う通りに動いたのも、この店で働いているのも全部あなたの判断で行ったことです。
| 視点 | 他責思考 | 自責思考 |
|---|---|---|
| 結果が出ないとき | 環境や人のせいにする | 自分の行動を振り返る |
| 先輩のアドバイス | 「言われた通りやったのに…」 | 「どう活かせばよかったか」 |
| 店のルール | 「この店じゃ稼げない」 | 「この環境で何ができるか」 |
| 行動の変化 | 同じ失敗を繰り返しやすい | 改善点が見つかる |
| 成長スピード | 遅い | 早い |
| メンタル | 不満・言い訳が増える | 納得できる |
| 売上への影響 | 安定しにくい | 積み上がりやすい |
| 月収3桁との距離 | 遠ざかる | 近づく |
最後に大事なのがお客様との関係を作っていくことを意識することです。大金を使ってもらうには、それ相応の関係性を作っておく必要がありますよね。関係性ができあがったら嫌われることを恐れず、シャンパンや高額ボトルの提案をしてみましょう。
魅力を引き出す外見と内面の磨き方
魅力的な外見で重要なのは清潔感に溢れていることです。ただカッコいい人は町中に溢れています。しかし、それをビジネスに昇華するには清潔感が欠かせません。外見を整えたら次は内面です。内面は日常の習慣が出ます。
僕が思う悪習慣は陰口や悪口だと思います。これはやっている人多いですよね。ここからは一切の陰口・悪口を辞めてみてください。

接客で差がつくポイント
お客様ごとに合わせた接客をできる人は、他と差がつきやすいです。大概のホストは誰に対しても全く同じな接客を繰り返しているだけなので、対人間として見て接客できる人は強いです。しかし優しいだけではいけません。
ホストクラブに来るお客様は非日常を求めています。普段とは違う空間を演出できるというのは必須スキルと言っても過言ではないでしょう。お客様が価値を見出せる空間を作り出しましょう。そこで重要になってくるのは自分独自の世界観ですね。
周りが同じようなことをして競っている中、あなただけは違う土俵で戦うイメージです。皆がボディタッチをしているようなら、距離感を詰めずにトークに持って行ったり、小手先のテクニックで指名を取ろうとしていたら、不思議な世界観を前面に出してキャラクター勝負に持ち込むなど。
いわゆる逆張りのようなことはタイミングを掴めば有効な手段になります。
- お客様一人ひとりを「違うお客様」として扱う
- 会話・距離感・テンポを相手に合わせて調整する
- 優しさだけで終わらせず、印象に残る体験を作る
- 非日常を感じられる空間や時間を意識的に演出する
- 自分だけの世界観やキャラクターを持つ
- 周囲が同じことをしているときほど、あえて違う土俵で勝負する
- ボディタッチに頼らず、トークや空気感で惹きつける
- 小手先のテクニックより「記憶に残る時間」を優先する
- 逆張りが有効なタイミングを見極める
指名を増やす顧客管理の考え方
指名を増やしたいのであれば、指名を減らさないことが重要になってきます。指名が減らなければ、1ヶ月に1人指名のお客様が増えれば1年で12人のお客様が増えることになります。ここで勘違いしないで欲しいのが、「じゃあ指名が切れないように極力お金は使わせないでおこう」。
これは全く見当違いで、「極力お金を使わないようにしながらホストクラブに通うなんてつまらない」そう感じるお客様は多いです。好きなだけ飲んで、シャンパン入れてもてはやされた方が楽しいに決まっていますよね?
楽しめるだけお金を使ってもらいつつ、離れていかないようにケアすることが大事です。それができたら指名は増えていきます。この指名が増えてきた時に問題になってくるのが、指名の少ない頃に指名していたお客様からすると「最近自分に構ってくれている時間が少ない」と感じ始める。
僕も売れ始めた時にこの問題にはぶち当たりました。卓が被ることも多くなったので、「戻ってきてもすぐ外れる」と言われてしまって最初はどうしたらいいかわからなかったです。しかし、慣れてくれば違う席に行くのも時間配分もできるようになってくるので、まずはその状態になることからですね。
これを未然に防ぐためにも未来を見据えた接客が大事です。例えば指名で来ていても適度にヘルプに回ったり、プライベートの時間も過度に使いすぎないようにするなどです。ここでも長期目線というのが必要になりますね。
集客は才能ではなく「習慣」
指名のお客様をゲットするためにできることは限られています。それにどれだけ時間を使って、毎日継続できるかがカギとなります。毎日ナンパにでかけることが習慣になっている人が、その間寝ている人よりもチャンスを掴むなんて当たり前ですよね。
営業だって同じです。毎日即レスでLINEを返すことを習慣にしている人は、1日1通しかLINEしない人よりもお客様と親密な関係を築けます。できるだけ良質な習慣を身に付けることを心がけましょう。
ホスト業界の危険性とリスク

「ホストには興味があるけどなんか怖い」そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。一般的なイメージとして暴力的なイメージもありますし、事実として売掛未収や立替で金銭的に追い込まれるパターンもあります。しかもどれだけホストで頑張っても辞めた後には職歴にもなりません。
ここではそんなホストの暗い部分。業界の危険性とリスクについて解説します。
金銭トラブルの現実
金銭的なトラブルで1番多いのは売掛の未収です。以前は売掛(ツケ)で飲める店も多くありましたが、この売掛を期日までにお客様に払ってもらえなかった場合、担当のホストが給料から引かれてしまうというリスクがあります。
なので期日までに払えない、とはいえ立て替えるお金もない、というホストが他の従業員からお金を借りようとする光景もよく目にしました。現に僕も当時の店長から毎月のように10万貸して欲しいなどと言われていました。
店の中だけでトラブルが済めばいいですが、稀に他店とトラブルになってしまうケースもあります。一従業員がそのようなことになるリスクは少ないですが、店舗を任されるような立場になるとそんなこともあるので注意しましょう。
同じ夜の業界でも女性よりも店舗の移動や飛び行為に対しては、ホスト業界の方が厳しいです。上に立つ際はその辺も覚悟しておくといいでしょう。
人間関係・上下関係のストレス
ホストはお客様を接客している間も、裏でもずっと人間に関わっていく仕事です。なのでその分人間関係でのストレスは後を絶ちません。イメージにないかもしれませんがホストって凄く体育会系な社会なのです。
売上が上な人が1番偉いというシンプルかつシビアな世界。他には役職で上下関係は決まってきますが、この上の立場の人が見当違いなアドバイスをしてくることもあります。情報を取捨選択して、上手く立ち回るスキルが必要になってきます。

何度も言いますが情報を取捨選択する技術って、何に関しても大事だと思います。それに加えて理不尽な説教も聞き流せるメンタルもあるといいですね。
心身への負担
まずアルコールを毎日摂取することによって体は蝕まれていきます。普通じゃ考えられないほどのお酒を飲んでいる人が大半。そんな人間離れしたことをしながら、お客様からも人間扱いされていないのではないかと思う場面もあります。
「普通の人相手にこんなこと言わないよね」そんな風にストレスを感じてしまう人も少なくありません。そうやってストレスを抱えていっても、「仮にここで辞めて自分は何ができるんだろう?」そう思うこともあります。
何の職業でもそうですが、辞めづらいというのがあると思いますが、ホストも従業員や上司との距離感が近いからこそ辞めると言い出しづらい雰囲気は強いです。辞めたくてもなかなか辞められないストレスはとてつもないものだと覚えておいた方がいいでしょう。
| 項目 | 心への負担 | 体への負担 |
|---|---|---|
| 日常的な影響 | 常に気を張り続ける緊張感 | 毎日のアルコール摂取 |
| 人間関係 | お客様・上司・同僚との距離感の近さ | 睡眠リズムの乱れ |
| ストレスの種類 | 理不尽な言動を受け止め続ける | 肝臓・胃腸への負担 |
| 逃げ場の有無 | 辞めづらく、抱え込みやすい | 休肝日を作りにくい |
| 長期的な影響 | 自己否定・不安感が強まる | 体調不良が慢性化 |
| 判断力 | 「辞めたい」と言い出しにくくなる | 疲労による集中力低下 |
| 限界サイン | 無気力・感情の麻痺 | 体重変動・倦怠感 |
逃げ道を作らないことの危険性
店だけが自分の居場所になってしまうと、何か不満なことや撤退ラインを超えてしまっても店に自分が依存してしまって、離れることができなくなります。子供の頃クラスが自分の世界の全てだったような感覚。
そしてそのコミュニティだけに居続けると、どんどん偏った価値観になっていきます。ホストは売上を上げてなんぼの世界ですので、その過剰なまでの売上意識で善悪の区別すらも薄くなっていきます。
そうやってホストという仕事に依存していき、自らを縛り付ける鎖にしていく。ホストという仕事を上手く利用できるようにならないと、自分の人生すらも棒にふる危険性を含んでいることを理解しておきましょう。
ホスト業界は持続可能な仕事か?

僕個人の意見としてはそこまで長く続けるものではないと思います。お金を稼ぎたいと思うのであれば他にも道はあります。ホストで売れ続けるために使う時間って莫大なものですし、その分の時間を費やすならもっと稼げる可能性もある。
ここではホスト業界は持続可能な仕事なのか?というところを深堀りしていきます。
長く続けられる人の共通点
現実的には若くないと長く続けることは難しいと思います。それなりに歳を重ねてからホストになって、今までの人間関係やプライドを完全に捨てて夜に染まる人の方が少ないのではないでしょうか。他には夜の世界で働き続けて、キャリアアップを目指している人ですね。
「自分の店を持つ」や「このグループを大きくしていく」といった夜の世界での野望を抱いている人は長く続けることができると言えます。最後は昼間働いている知り合いが少ないというのが挙げられます。

昼間働いている知人がいると、考え方のギャップや話が合わなくなってくることにストレスを感じ始め、今自分がしていることに対しても疑問を抱くようになるんですよね。違うビジョンが見え始めたら現状で満足するのは難しいでしょうね。
年齢を重ねたホストの現実
ホストで年齢を重ね過ぎた人は2つの種類に分かれます。1つはプライドがめちゃくちゃ高いタイプです。このタイプは持論を人に押し付けてくるから質が悪い。そしてもう1つは自己肯定感が非常に低い人です。
怒られることにビクビクして、自我を押し殺してなんとかやっていこうというタイプですね。その場しのぎで働くようになってくると、仕事もいつもの毎日として通り過ぎていくようになっていきます。
なあなあに仕事をこなすだけでは大きな成功には近づけません。年を重ねていくというのは経験を武器にしていけるように、毎日を積み重ねていく必要があります。
- 若い頃の成功体験を何度も語りがち
- 「昔はもっと稼いでた」が口癖になる
- 自分のやり方を正解だと思い込み、人の話を聞かなくなる
- 若手のやり方を頭ごなしに否定してしまう
- 売上が落ちても原因を直視しない
- 怒られることを極端に恐れ、挑戦を避けるようになる
- 指示待ちが増え、主体的に動かなくなる
- 日々の仕事が「こなすだけ」になってしまう
- 年齢を言い訳に成長を止めてしまう
- 経験を武器にできず、ただ年を重ねただけになってしまう
「一生やる仕事」ではない理由
単純におじさんの需要は低いです。ホストは若くてキラキラした子がどんどん入ってきます。そういった人は若いというだけでもアドバンテージがある。若い子とおじさんの2択になった際におじさんを選ぶ人は少ないでしょう。
更に若い子は昼の仕事についていても、新卒やアルバイトでの収入に比べると、ホストで少し稼げるようになれば昼の収入を超えることができますが、それなりの歳になると昼でも平均年収が上がっていきます。
そうなった時に、それを超えようと思うとホストの方がかける時間が長くなり、時間単価にすると決していいとは言えません。しかもどんなに努力をしても、一般的には受け入れてもらえないのが現実です。
ある程度のめどをつけて働くのが現実的かと思います。
僕も売れている時はNo.1で給料もそこそこ貰っていた時期が長く続いたのですが、没落してからは泣かず飛ばずで、モチベーションも下がっていき、「いつ、どうやって辞めようか」ということばかり考えるようになりました。
期間限定でやるという選択
自分で期間を決めて働くというのもいいと思います。もちろん短期で稼げるような世界ではないのでそれなりの期間は用意しなくてはいけませんが、タイムリミットがある方がその期間内に結果を出そうと本気になれます。
また辞めた後のことも視野に入れて行動するようになるので、経験や人脈を余すことなく将来のために使うように意識する。ホストは山あり谷ありの仕事なので、山を経験してもずっと働いていれば谷を経験することもあります。
その時に歳を重ね過ぎているとまた昇るのが非常に難しくなってしまうのも現実。期限を設定していれば大きな失敗を軽減させることもできます。
ホストで売れなかったらどうなる?

「ホスト始めても売れなかったらどうなってしまうの?」そう思う人も多いと思います。ホストは売れれば大金を稼げますが、売れなければずっと貧乏な生活をしなければいけません。周りからも馬鹿にされて自己肯定感も下がっていく。
ここではそんな悲惨な可能性も含んだ、ホスト業界で売れなかったらどうなるのかについて解説します。
売れなかった場合の現実
ホストを続けていても売れておらず、アルバイトよりも稼げていないという人も多くいます。ホストは最低保証があるといえど、それを主軸に食べていくことを目的としていないので、売れなければ一般以下の給料になってしまうことがほとんどです。
売上で立場が決まってしまうので、売上のない人間は新人のホストよりも立場が低くなってしまうなんてケースも。プライドの高い人はこの現実をより知っておく必要があるでしょう。

売れていない人ほど貧乏が当たり前になってしまう傾向があります。自分で勝手に天井を決めてしまって「100万円なんて自分にはまだ早い」などと思ってしまうんですよね。
その後の進路
昼間の職業で元ホストだから雇いたい、という会社はほとんどありません。なので履歴書を書く際にも空白の期間が生まれてしまいます。そうなると面接でも突っ込まれたくない、という意識が働いて、自信を持って対応することもできなくなってしまうんですよね。
仮に新しい職場に入ったとしても、「昔は何の仕事していたの?」なんて聞かれたらどうしますか?長く働けば働くほど、後の進路は狭まっていくという覚悟をしておいた方がいいです。
| 観点 | 得する状況 | 損する状況 |
|---|---|---|
| 仕事観 | 数字・結果で評価される環境に慣れている | 一般企業の評価軸に戸惑う |
| 対人スキル | 初対面でも物怖じせず話せる | 職歴として評価されにくい |
| 営業・接客 | 相手の感情を読む力が活きる | スキルを言語化できないと伝わらない |
| メンタル | 修羅場経験で打たれ強くなる | 自己肯定感が下がったまま抜けない |
| キャリア | 副業・営業・接客業で活かせる | 履歴書に空白期間が生まれやすい |
| 人脈 | 夜の業界・個人間の繋がりができる | 昼職の人脈が薄くなる |
| 選択肢 | 独立・個人ビジネスに転びやすい | 年数が長いほど再就職の幅が狭まる |
| 年数の影響 | 短期間なら経験として整理しやすい | 長期間だと説明が難しくなる |
ホスト経験が活きるケース
履歴書に書けないとはいえ、接客業など人を相手にする仕事ではホストのスキルを活かせると思います。営業職でも売上意識を持って働いていた人は、どうやって結果に結びつけるか考える癖もついていることでしょう。
そういった意識をできていると、副業などにも活かすことができて、どうやって稼いでいこうか考えスモールビジネスからでも大きく稼ぐ可能性もあります。またホストで知り合った人脈を上手く使って次のステージに上がる人もいるでしょう。
せっかく身に付けた人脈やスキルはできる限り有効活用していきたいですね。

やっておいて良かったと思える条件
生きて行くうえで絶対に必要なスキルが、人間関係を円滑にする力です。いわゆるコミュニケーションスキルといったものでしょうか。表情や話し方で人からの好感度を上げる術は身に付いているはずです。
そして不条理に対する我慢や受け流し方の術や、耐え抜いて結果に結びつけるための胆力も養われているはずです。せっかくホストをやるのであれば、後に豊かな生活を送れるほどの経験値を積んでおきましょう。
まとめ|ホスト業界に向いている人・やめた方がいい人

この記事の内容をまとめると以下の通りです。
- 毎日刺激的
- 個人を評価してもらえる
- 金銭的余裕ができる
- 依存される喜び
ホストが向いている人は、継続して努力ができる人や失敗を人のせいにしない自責思考を持った人だと言えます。そういった人は問題の解決策や改善点を考える力があるので、成功に近づくと思います。
向いていない人は向いている人の逆で、継続した努力ができず他責思考の人。そういった人は、人の成功も自分の失敗も運のせいだと考える傾向があります。長期目線で問題と向き合えない人は、向いていないと言わざるを得ません。
- 撤退ライン
- 辞めた後のこと
- 自分の覚悟
勢いで始めてしまうのではなく、その後のことも考えておくことをおすすめします。
この記事で現実的にホストの仕事をできそうかの参考になれば嬉しいです。いい面だけでなく悪い面も考慮して、検討してみてください。
ホストの魅力を理解した後は、ホストの感覚のズレについても理解してください👇



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