【ホスト業界のシステム】働く側と利用する側それぞれのリアル

コップを持つ女性、シャンパン ナイトワーク業界の知識

ホストの仕事には興味があるけれど実際にはどのような仕組みで運営されているのか分からないという人がほとんどではないでしょうか?この記事では、10年間ホストをしてきて、No.1だった僕がホストクラブについて、【働く側】と【利用する側】どちらのシステムも詳しく解説します。

  1. ホスト業界の基礎知識
    1. ホストクラブとは?
    2. ホスト業界の成り立ち
    3. 現在の規模
    4. 歌舞伎町と地方の違い
    5. キャバクラとの違い
  2. キャバクラ と ホストクラブ の違い(性別・接客・料金・雰囲気)
  3. ホストクラブのシステム(料金・指名・売上)
  4. ホストクラブのシステム(料金・指名・売上)
      1. セット料金(1時間)
      2. 指名料
      3. その他
  5. 利用する側の視点
    1. 初回体験の流れ
    2. セット料金・指名料・TAXなどの仕組み
    3. よくある誤解とトラブルの回避法
    4. ホストとの距離感と付き合い方
    5. 「担当ホスト」を応援する文化とは
  6. 働く側のリアル(ホスト視点)
    1. ホストの基本的な仕事内容
    2. 給料・歩合・ノルマの仕組み
    3. 売上を作る営業活動
    4. ホスト業界の魅力とやりがい
    5. ホストとしての厳しさ
    6. 求められるスキル
    7. 「色恋」「本営」「枕営業(性交渉)」の現実
    8. SNSでの発信
    9. ブランディング
    10. 店舗内での協働
  7. 店舗内での協働
    1. 情報共有
    2. 協力戦略
    3. 連携設計
    4. 役割分担
    5. 教育・振り返り
      1. 協働がもたらす効果
    6. 人望の重要性
  8. ホストとしての成長と象徴資本
    1. 売上と指名本数がもたらす地位と評価
    2. 一度の高額売上が持つインパクト
    3. 記録・ランキング文化
      1. ホストクラブで残る【記録】と【得られる価値】
    4. 「成り上がり」ストーリー
    5. SNS時代におけるアイドル化
      1. ホストがSNSでファンを獲得する方法
    6. 差別化
  9. ホストとして働く上での心構え
    1. プレイヤーから育成係へ
    2. 成功するホストに共通する考え方
      1. 成功するホストと失敗するホストの考え方の違い
    3. 心をすり減らさないためのバランス感覚
    4. 長く続けるために大切なこと
  10. まとめ|ホスト業界のリアルから見えるもの

ホスト業界の基礎知識

時計やスーツ、ビルなどのアイコンでホストクラブの基礎の図解

ホストクラブというのは、利用したことがなかったり、働いたことがないかぎり、物語の中の仕事というイメージですよね。僕も最初は、【夜王】や【ギラギラ】のような漫画のイメージしかありませんでした。

ここでは、ホスト業界の基礎知識について解説します。

ホストクラブとは?

そもそもホストクラブとは何でしょう?端的に答えると、男性が従業員となりトークをしながら一緒にお酒を飲む、社交酒場のことです。女性が楽しめるように工夫し通常よりも高い料金でお酒が提供されます。

居酒屋とは違い鏡月のボトル1本で5,000円程。お酒代にもサービス料が含まれていると考えて良いでしょう。

カイ
カイ

お客様は高いお酒が飲みたくて頼むという人は少ないと思います。充実した時間を提供してくれたお礼や応援の気持ちを込めて高いお酒を頼んでくれるという考え方が正解です。

ホスト業界の成り立ち

そもそもホストは1960年代の半ばに東京駅八重洲口前でオープンした「ナイト東京」が始まりだと言われています。しかし、そのナイト東京は今のホストクラブとは違い、ダンスホールという感じでした。

何故このダンスホール形式がホストクラブの起源と言われているかは、男性が女性を接客するという点と、休憩室ではお金を支払うことで、ソファーに座り男性ダンサーと一緒にお酒を飲むことができたのです。

社交ダンスを男性と楽しみ、チップを支払うというのも今のホストクラブに通じるものがありますよね。

ホスト業界の成り立ち年表👇

  • 1960年代半ば「ナイト東京」(東京・八重洲口前)がオープンー男性が女性客を接客する“ダンスホール形式”が誕生。
  • 1966年頃「クラブ愛」(東京・赤坂)が登場ー現在のホストクラブに近い形で、接客・会話を中心にした営業スタイルに。
  • 1970年代歌舞伎町を中心にホストクラブ文化が広がるー「ロマンス」など人気店が登場し、業界が注目され始める。
  • 1980年代テレビや雑誌でホストが特集され、知名度が上昇ー「夜の男」「水商売」という言葉とともに世間に浸透。
  • 1990年代グループ経営・チェーン展開が進むー店舗数が急増し、競争が激化。No.1ブームが起こる。
  • 2000年代カリスマホスト時代の到来ーテレビ出演・雑誌掲載など、ホストが“スター”として注目される。
  • 2010年代〜現在SNS時代のホストクラブへーYouTubeやTikTokなどで情報発信するホストが増加。地方都市にも拡大し、ホスト業界が多様化。

現在の規模

現在のホストクラブの店舗数は約1,100店舗前後(2025年推計)と言われており、夜の店で働いている人の数は約10~20万人にも昇ると言われています。この数字を見る限りでもかなり、大きい業界だというのがわかりその中でも、歌舞伎町には日本全国の約30%にあたる約270~310店舗以上が集中しています。

1990年代のバブル崩壊で多くのホストクラブが経営破綻するなかで、親族経営の「愛田観光」は生き残り、潰れた店からホストを吸収して勢力を拡大しました。

1971年には、「ナイト東京」でホストとして働いていた愛田武が独立し「クラブ愛」を立ち上げます。この【クラブ愛】がホストクラブの原型を作ったと言っても過言はないでしょう。これが業界の再編と拡大の契機となりました。このホストクラブの基盤の本質は、ホストが自腹を切ってでもナンバーに入りたいと思わせる競争システムの基盤とも言えるでしょう。

このクラブ愛を筆頭にホスト業界は現在も成長を続けています。

僕がホストを始めた当初は【クラブプリンス】が流行していた頃で、料金設定も今まではとは変わった独自のものでした。これによってホスト業界の価格破綻が始まったと当時のオーナーは言っていました。

歌舞伎町と地方の違い

では歌舞伎町と地方ではいったいどんなところが違うと言えるでしょうか。まずは料金システムも地方よりも歌舞伎町の方が高いことが多いです。そして、接客のスタイルも歌舞伎町の方が性的魅力を強調した接客スタイルがメインのように感じます。

地方よりも美容整形している人が多いのも、業界に対する本気度を伺えますね。地方でも美容整形をするほど本気の人は居ますが、店舗が費用を出してまで美容整形を進めるということはあまり聞きません。これらを踏まえても【プロ】として働いている人が歌舞伎町の方が多いというのも違いの1つだと言えます。

歌舞伎町と地方ホストクラブの違い👇

項目歌舞伎町地方
料金システムセット料金・指名料・サービス料など全体的に高め。1回の来店で数万円〜が一般的。比較的リーズナブル。1〜2万円程度で楽しめる店も多い。
接客スタイル性的魅力や演出を重視し、華やかで刺激的。外見や話術の完成度が高い。親しみやすさや距離の近さを重視。アットホームな雰囲気が多い。
ホストの特徴美容整形・ファッション・SNS発信に力を入れ、「魅せるプロ意識」が高い。地元密着型で、常連との信頼関係を重視。整形率は低め。
店舗の規模大手グループが多く、従業員数・在籍ホスト数ともに多い。個人経営・中小規模の店舗も多い。従業員不足。
お客様層東京・全国からの来店者が多く、派手な遊び方をする富裕層も多い。地元の常連客が中心で、付き合いが長いケースが多い。
業界の本気度美容整形や高級ブランド投資など、自己投資に積極的。自己投資は人によるが、店が費用を負担するケースは少ない。
雰囲気競争が激しく、ランキングや売上への意識が非常に高い。売上意識に差があり、チームワークを重視する傾向。

キャバクラとの違い

キャバクラは女性が接客をする側、ホストクラブは男性側が接客をする側という違いがあります。キャバクラで人気のある女性は容姿だけではなく、知性やユーモア、共感力など、多様な魅力を持つ人が成功しやすい傾向にあります。

そしてホストで人気のある男性は容姿だけではなく、誠実さや優しさ、頼もしさなど、女性が求める様々な魅力を兼ね備えていることが重要です。お酒を提供して楽しい時間を共に過ごすという観点では同じでも求められるものがそれぞれあります。

COMPARE

キャバクラ と ホストクラブ の違い(性別・接客・料金・雰囲気)

女性キャスト × 男性客
男性ホスト × 女性客
項目
キャバクラ
ホストクラブ
性別と接客者
女性キャスト → 男性客接客の主体は女性側
男性ホスト → 女性客接客の主体は男性側
接客スタイル
明るく賑やか複数キャストで盛り上げ・ゲーム・お酒提供
パーソナル重視トークと演出で親密な雰囲気づくり
料金体系と支払い方法
時間制/飲み放題ツケは少なめ・明朗会計が多い
セット+ボトルボトルキープ・ツケ(売掛)利用が比較的多い
お客様の利用傾向
男性客中心客側のアクションで会話展開(やや受け身)
女性客中心ホストから積極的に話しかける“攻め”スタイル
店内の雰囲気
カジュアル多彩テーマ性のある内装も多い
シック&高級感落ち着いた雰囲気で“魅せる演出”
総括
明朗会計×賑やか接待・同僚利用にも適性
推し活×演出重視個別最適な体験設計・イベントで変動幅大
※地域(例:歌舞伎町)によって総額や演出の強度は上振れします

※ 本比較は一般的な傾向をまとめたものです。店舗・地域性によって差があります。

ホストクラブのシステム(料金・指名・売上)

ホストクラブのシステム(料金・指名・売上)

初回の入り口から、2回目以降の会計内訳、そしてホストの売上計算までを一枚で整理。

1
初回料金(入店のハードルを下げる)
格安〜無料/飲み放題
初回価格でお試し 10分ごと交代で複数ホストが席へ 気に入った従業員を見つける目的
※ まれに来店促進のためのキャッシュバックなど特殊制度がある店舗も。
2
2回目以降の料金システム
セット料金+指名料+その他

セット料金(1時間)

目安:3,000〜7,000円

指名料

目安:3,000〜5,000円

その他

延長料金/オーダー/TAX(サービス料)
指名ホスト = 担当
  • 基本的にはメインで隣に座り接客
  • ずっと付いていられるとは限らない(状況によりテーブル移動)
  • 指名したホストに売上が付く
  • この売上を競い、ホスト同士が日々切磋琢磨
3
ホストの売上計算
“小計”が基準になることが多い
ホストの売上 = 会計金額 指名料 TAX(サービス料)
小計(ホストの売上として計上)
※ 店舗により計算式・呼称が異なる場合があります。

ホストクラブの料金システムは基本的に初めて行くときには【初回料金】で格安もしくは無料で飲み放題で行けます。これは最初に敷居をまたいでもらうというのが目的なので、逆にキャッシュバック制度のお店もある。

最初は気に入ったホストを見つけてもらうことが目的なので、10分ほどの短い時間でホストが代わる代わる交代します。そして気に入ったホストを見つけて2回目以降になると【セット料金】【指名料】がかかってきます。

セット料金は1時間3,000〜7,000円程度指名料は3,000〜5,000円が一般的。そこから【延長料金】【オーダー】【Tax】という風に支払い額が決まります。

指名をしたホストのことを担当と呼び、隣に座りメインに接客してくれるようになります。しかし、指名したからと言ってずっと付いているわけではなく、状況によっては他のテーブルに行くこともあるので我慢。

指名したホストにだけ売上はつきます。この売上は基本的に会計から【指名料】【TAX(サービス料)】を引いた小計が売上になるケースが多い。この売上を競ってホスト達は日々切磋琢磨しております。

項目内容・相場
初回料金1,000〜3,000円程度(焼酎ボトル1本+割り物飲み放題が多い)
セット料金1時間あたり4,000〜15,000円(お店や時間帯によって変動)
指名料2,000〜5,000円程度(指名したホストに売上がつく)
飲食代ビール・缶チューハイ:1,000円〜/焼酎ボトル:5,000円以上が多い
TAX(サービス料)会計全体の30〜40%が加算される
平均利用金額(2回目以降)1回の来店で20,000〜30,000円程度が一般的
最低利用目安安く遊ぶ場合でも1万円前後はかかることが多い

利用する側の視点

扉と男性、お酒と男女、お金、スマホをいじる男性、スマホをいじる女性

「実際に利用するとしたどのような流れになるの?」何も知らないと、初回料金が安いというだけで逆に怪しく思ってしまいますよね。

ここでは利用する側の視点に立って、ホストクラブで遊ぶ流れと仕組みを解説します。

初回体験の流れ

初来店のことを初回と言います。1番最初は「お気に入りのホストを見つける」きっかけなので、料金は【無料】で飲み放題を行っているところもあるくらいリーズナブルです。気になる店舗があったら直接お店に出向きましょう。

キャッシャー(レジ)がある場合はそこに居る従業員に「初めてです」と声を掛けると親切に案内してくれます。席に通されてシステムの説明を受けたら、ホストが順番に交代でテーブルに来ます。

「これは料金がかかるの?」と思ったことは遠慮なく確認した方がいい。例えば飲み直しをした場合は通常料金に切り替わります。【飲み直し】というのは、初回料金から途中で指名を入れること。

この飲み直しはホストの売上に切り替わるので、ホストはとても喜びます。通常料金に切り替えずにホストの売上にもならないのは場内指名という方法。初回料金のままで少し長く気に入ったホストと接することができます。

時間が来るとお店によりますが「延長するか?」「通常料金に切り替えるか?」「帰るか?」選択を迫られます。帰る時には【送り指名】を選んでください。これは気に入ったホストを1人選んで、エレベーターや玄関まで送ってくれるサービスです。

お店を後にしたら、ホストからお礼の連絡がくるので自由にやりとりを楽しんでください。

カイ
カイ

わからないことは直接聞いたら答えてくれるので、気兼ねなく相談してみてください。もう行くつもりがないのに営業の連絡がしつこい場合は、ブロックや着信拒否をしてください。それが一番お互いの時間を無駄にしなくて済みます。

セット料金・指名料・TAXなどの仕組み

セット料金は基本的に、1時間4,000〜15,000円程でテーブル料金のようなものです。それプラス指名料だいたい2,000〜5,000円程度がかかります。後は頼んだ物の値段にTAX(サービス料)が会計の30〜40%足されるという形。

セット料金には店舗によっては缶物がついてきたりする場合もあります。セットについてくる飲み物だけで、1時間を過ごし延長しないで帰るというパターンもあるので手持ちと相談して決めるといいでしょう。

セット料金・指名料・TAX以外でかかる主な費用👇

  • ドリンク・フード代:ボトル、缶チューハイ、シャンパン、軽食などの注文分。
  • 延長料金:時間を超過した場合に自動または確認のうえ加算される料金。
  • 同伴料:営業前にホストと一緒に外で食事等をしてから入店する際に発生。
  • イベント料金:誕生日・昇格祭・シャンパンイベントなど特別営業日の追加料金。
  • 税・サービス料以外の手数料:クレジットカード利用時の手数料(20%程度)。
  • ヘルプ指名料:担当の他に気に入ったヘルプを指定した際に発生。

よくある誤解とトラブルの回避法

ホストクラブに行くと必ず色恋を掛けられて、肉体関係も頻繁に結ぶと思っている方も多いと思いますが、そのようなことはありません。法律でも現在は色恋営業は禁止されています。色恋を割り切れる人はそういう営業を求めるのは問題ないです。

現在売掛(ツケ)は禁止されていますが、親身になって飲み代を立て替えてくれた場合など、返済の期日を過ぎるとトラブルのもと。売掛や借金はしないことをおすすめします。実際にそれで返済できなくなってしまっては、これまでの関係も崩れ相手は売上にもならず、お互い損しかありません。

僕が働いていたころはまだ、売掛が禁止されていなくほとんどのホストが売掛を利用していました。しかし、実際に期日を過ぎてしまうケースも多く、そのまま連絡が取れなくなってしまう人も居ました。

ホストとの距離感と付き合い方

ホストにのめり込みすぎるのは危険です。何度も通ってプライベートでも遊んでいるとまるで身内のように錯覚してしまいますが、多くの場合はそれは営業です。近しい人間が困っていると助けてあげたくなりますよね?

ましてやそれが好意を抱いている人ならば尚更です。ホストと付き合っていくには自分が無理をしない範囲を自分で線引きして、心苦しくても無理なことは断っていくべきです。

ホストとの【いい距離感】と【悪い距離感】の違い👇

項目いい距離感悪い距離感
お金の使い方自分の予算の中で楽しむ。無理のない範囲で応援。生活費を削ってまで通う。借金やツケ払いをしてしまう。
感情の保ち方「ホストは仕事」と割り切って接する。冷静に判断できる。「自分だけ特別」と思い込み、依存してしまう。
連絡の頻度無理のない範囲でメッセージを返す。気持ちの余裕を保つ。常に返信を求めたり、既読・未読に一喜一憂する。
プレゼントイベントや誕生日など、タイミングを選んで贈る。頻繁に高額なものを贈り、経済的に追い詰められる。
会う頻度仕事や生活とのバランスを取りながら通う。仕事・学業・家事より優先して通ってしまう。
心のスタンス「楽しませてもらう」「応援する」気持ちで関わる。「自分が支えなきゃ」「見捨てられたくない」と感じる。
トラブル対応不安や違和感を感じたら一度距離を取る。どんな扱いをされても離れられない。

「担当ホスト」を応援する文化とは

担当ホストを応援したくなる気持ちは、推しのアイドルを応援する気持ちと似たようなものがあります。少しネガティブに言うとバンドマンに貢いでいる感覚に近い女性もいると思います。推しているアイドルから「ライブ見に来てね」とお誘いを受けたら「なんとかして行かなきゃ」と思ってしまいますよね。

それと同じことが起きていると考えると、無理せず通うなんて不可能に近いですよね。一度大金を使うと「お酒をしぶるなんてできない」「お金厳しいけどラストまで居たい」という気持ちも湧き上がってきます。

ホストクラブの心理構造の図解

働く側のリアル(ホスト視点)

シャンパン、お金、食事、雷、トロフィー

「ホストクラブの仕組みはわかったけど、実際にホストはどのように働くの?」キラキラしていて短期間で稼げる。そんなイメージですよね。

ここではホストがどのような仕事なのかを解説します。

ホストの基本的な仕事内容

ホストは女性を接客してお金をもらう職業です。ここで重要なのはただ、決められたことをするだけでお金が稼げるということではなく、お客様の心を大きく動かせた人から稼げるようになっていくのが心理です。

本質的に、人の【心が動く】と人が【動き】そうすると【お金が動く】というのが世の中の仕組み。たくさんの人の心を動かせることができれば、多くのお金が動くことになります。心を動かすというのは色恋だけに限ったことではありません。

尊敬できる人間だと思われることだって心を動かすことに繋がることでしょう。最初の1歩は多くの人の記憶に残る接客を心がけましょう。

ホストの基本的な仕事内容👇

  • 女性のお客様を接客し、会話やお酒の提供を通じて楽しませる
  • テーブルマナーや気配りを意識して、居心地の良い空間を作る
  • お客様の悩みや愚痴を聞くなど、心のケア・癒しの提供を行う
  • イベントや営業中の盛り上げ役として場を演出する
  • 売上を上げるために、お客様との信頼関係を築く
  • LINEやSNSでのやり取りを通して、来店につなげる営業活動を行う
  • 服装・髪型・会話スキルなど「自分の見せ方」を磨く
  • 同僚ホストやヘルプと協力し、チームで接客を行う

給料・歩合・ノルマの仕組み

給料は月に1回まとめて支払う方法と、日払いで給料の半分程を前借できるシステムがあります。日払いを毎回しているホストは貧乏になっていく傾向にあります。

歩合というのは、売上に応じて基本給がスライドしていくシステム。店舗によりますが一般的には40〜60%がバックするといった形です。例えば【50万円売り上げたら50%の25万円に各種バックが足される】といった感じ。

ノルマを課してくる店舗もあります。主にイベント時に多く、達成できない場合罰金までいかなくても何かしらのペナルティはあります。

個人的には自己管理ができる人間に対してノルマを課せると、ペース配分や戦略を乱してしまってマイナスの効果しかないので気を付けましょう。実力のあるホストでも長く続けていると浮き沈みをする場面もあります。這い上がる邪魔をしてはいけません。

カイ
カイ

自分に甘いタイプの人にはノルマは効果的です。人はある程度のプレッシャーを与えられている方が行動に移るものです。

売上を作る営業活動

売上を作るためには営業活動も必要です。もちろん営業中に楽しませるということは大前提なのですが、お店の外での行動も売上に大きく影響してきます。今はLINEで気軽に連絡を取れる時代。LINEのやりとりを続けていくとお客様の生活習慣の一部に入りこむこともできます。

SNSでの発信も必要です。XやInstagramなどは最早必須のツールと言ってもいいでしょう。女性も使っている人は多いので、毎日自分の写真をアップしたり投稿を続けていれば、既存のお客様は会いに行く選択肢が常に頭の中にできるし、まだ未開拓のファンを獲得することだってできます。

プライベートでの時間を使って会うのも効果的です。営業前や営業後のちょっとした時間に食事に行くだけでもいい。人によっては時間を使ってくれたから、お返しにお店に行こうと思う場合もあるし、その時間が楽しくて会いに来てくれる場合もあります。

【1度指名で入れる】【今よりも少し売上を作る】その気持ちで、できることはどんどんやっていきましょう。

僕が印象に残っているのは当時の代表が「1%でも可能性のあることはやっていった方がいい」と言っていたことです。限られた時間の中で、SNSなどで発信する時間はそこまでかからないはずです。全ての娯楽やプライベートの時間を削っても時間が足りないという人は、取捨選択が必要かもしれません。

ホスト業界の魅力とやりがい

ホストの魅力はなんと言っても、努力や実力が数字になって現れる世界というところです。一般的な仕事では、上司からの評価や勤続年数が給料に反映されると思いますが、ホストの世界は【いくら売上が立つか】だけです。

「上司に愛想を振りまくのが苦手」という人でも、お客様からの信頼を得て売り上げれば、上司から可愛がられているホストよりも優秀という評価。わかりやすくて僕は好きです。

そしてナンバーシステムによって、競争心をくすぐられ上を目指すことにやりがいを感じ始めます。ナンバーであることと、その他のホストであることは雲泥の差。アイドルグループでテレビなどに出てくる顔となる子たちと、名前も知らない【自称】レベルの子くらい違います。

ホストを始める人でNo,1を目指していないという人は居ないでしょう。せっかくなら上を目指してたくさん稼いでいきましょう。

ナンバーのホストとその他のホストの違い👇

比較項目ナンバー入りホストその他のホスト
お客様からの認知度店の顔として名前や顔を覚えられている一部の常連以外には知られていない
扱い・立場店内でも特別扱いされる/席に優先的に呼ばれる基本的にサポート・ヘルプ中心
収入売上が安定し、歩合率も高い売上が不安定で収入に波がある
モチベーション競争心が刺激され、常に上を目指す姿勢現状維持や惰性で働く傾向が出やすい
プレッシャー結果を出し続ける重圧がある責任は軽いが注目されにくい
店外活動(SNSなど)ファンも多く、発信力が高いSNSをしても伸びにくい傾向
接客スタイル魅せる会話・演出が洗練されている技術よりも勢いやノリ頼りになりがち
影響力後輩から憧れられ、店全体の士気を上げる存在影響力は少なく、フォロワー的な立ち位置

ホストとしての厳しさ

ホストは対人間関係の仕事で、お酒を取り扱うのでトラブルは頻繁に起きます。人間関係が得意ではない人には苦痛に感じるかもしれません。酔っぱらって感情が爆発したお客様の中には、話が通じなくなってしまう人もいます。

上司ともホスト業界ならではの視点や、厳しさがあるので、昼の世界で生きてきた人からすると不満に思う点もあると思います。そんな中でお酒が入ると爆発して上司にさえも強い口調で物を言ってしまうこともあるかもしれません。

売れるまではどんなに自分が頑張っていると思っていても、お金はないし扱いも悪い、そう思っていたら当然ストレスも溜まりますよね。

ホストとしての厳しさ 華やかさの 裏側 精神的 負担 ・売上ノルマ ・店内競争 ・顧客トラブル対応 体力的 負担 ・長時間の立ち仕事 ・お酒を飲む機会 ・不規則な生活リズム 人間 関係 ・上下関係の厳しさ ・同僚との競争 ・感情的なお客様 業界 ルール ・情報管理の徹底 ・担当制の厳守 ・礼節を重んじる 得られるもの コミュニケーション力・礼儀作法・接客スキル

求められるスキル

ホストにとって重要なスキルは、人の話を聞くヒアリング力です。【ホストは7割聞いて3割話せ】と言われるくらい聞く力は重要になります。相手の話している言葉をしっかり理解して、本質まで聞き取れる力は大事。

見ていて思っていたのは「この子は、そういう意味で話していたんじゃないと思うな…」と感じることも多かったです。例えば「今日飲みたい気分だ」と言った時に「たくさんオーダーしたいってことか」と判断していたら問題ですよね。

この場合の本質は「いい事or悪い事があったので、その話をしたい」という可能性もありますよね。ワンクッション「何かあったの?」が入ってもいいのではないでしょうか?「よし!飲むぞー!」の一点張りではいけません。

まず何よりも相手の言葉を理解する力、本質を見抜く目を養ってください。

ホストに求められる主なスキル👇

  • ヒアリング力:相手の話をしっかり聞き、言葉の裏にある本音や感情を読み取る力。
  • 共感力:お客様の気持ちに寄り添い、安心感や信頼を与える対応ができる。
  • 観察力:表情・声のトーン・仕草などから相手の状態を察知する。
  • 会話力:7割聞いて3割話すバランスで、自然に会話を続けられる。
  • 洞察力:お客様の発言の「表面」ではなく「本質」を見抜く力。
  • 柔軟な対応力:「飲みたい」などの一言から意図を読み取り、適切に反応できる。
  • 感情コントロール:自分の感情を乱さず、常に落ち着いた接客を維持できる。
  • 記憶力:過去の会話や出来事を覚えておき、次回のトークに活かす。

「色恋」「本営」「枕営業(性交渉)」の現実

【色恋】【本営】【枕営業】これらは実際に使われている営業手法です。色恋と本営の違いは、「色恋=性的魅力を強調した営業方法」「本営=本気で交際していると思わせる営業方法」です。心を動かせばお金が動くという理論に当てはめて言うと、この方法は最も効果的。

倫理観や法律を無視してお金を稼ぐということに特化すれば、この方法をうまく活用すると稼げる可能性は高くなるでしょう。「相手の好意を自分に向けよう」と思って接客すれば、お客様も「一緒に居たい、独占したい」という気持ちが芽生えより通ってくれるようになります。

本気で付き合ってる、将来が約束されていると思えば「今は私が支えなきゃ」と思ってより貢献してくれる可能性も上がります。枕営業も、短期的に集客を狙うのであれば効果的。しかし、最初にゴールを与えてしまっているわけなので、長続きする可能性は低くなります。

現在は色恋営業は禁止されているので、その点は注意が必要です。

カイ
カイ

色恋だと言われて訴えられてしまう可能性もあるので、現役で働いているホストさんたちは大変ですね。色恋にならないように、性的魅力をアピールする手腕が問われます。

SNSでの発信

SNSでの発信は非常に重要な物になります。自分の知名度を上げるためにも積極的に活用していきましょう。今はほとんどの人がSNSを利用している時代なので、そこに継続的に投稿を続けることで、思わぬファンの獲得や顧客との繋がりをパワーアップさせることが可能です。

昔は、あってもブログくらいでしたが、今はSNSを通じて気軽にDMもできるので、集客のツールとしても活用できます。日記のような投稿でも読者が付くのはホストの特権と言えることでしょう。

僕もブログは毎日の用に投稿していました。結果的に、ブログで僕のことを知っているという、初回の方にも出会うこともできたという経験があります。「おもしろい」と言われると嬉しいもんで、ビジネス用だけど、少し面白い投稿をしようと心がけていました。

従業員を増やしたいということであれば、自己啓発やビジネス関連の投稿で心が熱く燃えるような投稿を続けると、興味を抱いて連絡をくれる可能性もある。SNSをうまく駆使して、集客・従業員の増員どちらも叶えていきましょう。

ブランディング

自分の見せ方を考えるのも大事です。ホストは相手からどのように見えているか意識して立ち回らなければいけません。「他のホストとは差別化」したいと思った時にどのように相手に見せるかをコントロールできると強いです。

それは服装なのか話し方なのか様々ですが、目的に対して効果的な戦略を練られる頭脳は必要になります。僕は自分のあだ名を意図的に広めることによって、多くのお客様に覚えてもらうことができました。

この効果は絶大で、会ったことがないお客様や知らないホストからも、あだ名を覚えてもらえるという知名度UPをすることができました。自分のブランディングについては働きながら【自分に合った形】【今できること】を模索していくといいと思います。

ホストのブランディング方法とやり方👇

ブランディングの方法具体的なやり方・ポイント
外見で印象を作る髪型・服装・香りなどで自分の「キャラ」を明確にする。清潔感+個性のバランスが重要。
話し方・立ち振る舞い落ち着いたトーンで話す、姿勢を正す、笑顔を意識するなど、信頼される雰囲気を作る。
キャッチコピー・あだ名を広める呼びやすいあだ名や覚えやすいキャッチフレーズをSNSや会話で繰り返す。
SNS発信で世界観を統一投稿の写真・文章のトーン・色味を揃えて“自分の世界観”を作る。
強みを明確にする「トーク力」「癒し系」「お兄ちゃん系」など、自分のタイプを定義して発信する。
差別化ポイントを作る他のホストが真似できない特徴を一つ決める(例:知的トーク・ギター演奏・英語対応など)。
お客様の印象に残る仕掛けを作る名刺やLINEアイコン、SNSプロフィールを統一して“覚えやすい”印象を与える。
一貫性を保つ店内・SNS・プライベートで見られてもイメージが崩れないようにする。


店舗内での協働

ホストは1人で働く仕事ではありません。ヘルプや内勤を使って、チームで動いていくもの。自分1人では1人のお客様しか接客できないし、アイス交換やオーダーも全て自分で行わなくてはいけなくなります。

しかし、売上を上げるためには多くのお客様を呼び、多くの初回に着き新規客を開拓していく必要があります。卓が被った時は、ヘルプのホストに代わりに楽しませてもらって自分のテーブルを行き来するという流れが必要。

時には、担当から言いにくいことをヘルプに代弁してもらったり、ヘルプとの協力で高額ボトルを狙ったりもします。チームワークをうまく活用できると売上を作るうえでは大きな強みになります。

店舗内での協働

個人のスター性を活かす“チームプレー”設計

情報共有

  • 顧客情報・予約状況の共有(来店履歴/好み)
  • 営業方針・イベント企画の共有
  • 在庫・ボトル状況、席の配置の可視化
  • 写真・SNS素材の共有で世界観を統一
ワーク
担当:メイン接客
ヘルプ:盛り上げ・フォロー
内勤:オーダー/会計/オペ

協力戦略

  • ヘルプの見せ場づくり(パス/合いの手/演出)
  • 担当では言いにくい要件の代弁
  • シャンパン演出・クロージングの分担
  • 卓被り時のローテ設計と導線管理

連携設計

  • 「誰が・いつ・どこに」行くかの手順化
  • 初回→本指名への導線スクリプト
  • 混雑時の優先順位・役割交代ルール
  • 問題発生時のエスカレーション窓口

役割分担

  • メイン:関係構築・提案・クロージング
  • ヘルプ:場の温度管理・代弁・橋渡し
  • 内勤:会計/オーダー管理・タイムキープ
  • 全員:アフター/同伴の調整・報連相

教育・振り返り

  • 同席後のフィードバックで改善点を可視化
  • 成功事例・失敗事例のナレッジ化
  • SNS言い回し・世界観の統一トレーニング
  • 新人の段階的ローテ(見学→部分参加→主担当)

協働がもたらす効果

売上の最大化 再来店率UP サービス品質の向上 失客の抑制 在席オペの効率化 人材育成の加速

「一人では1卓、チームなら無限大」— ローテ・導線・合図の設計こそが個人のスター性を最大限に伸ばす。

人望の重要性

周りの人間から信頼され愛されているということは非常に重要です。僕も一時期は生ぬるいホスト達とのなれ合いに嫌気が差して、「1人でやってやる」と思った時期もありましたがそれは間違いでした。

ヘルプに付いてくれるホストも人間なので、好意を抱いている相手の方が頑張るし、積極的に貢献してくれます。仲良くなっておけば、テーブルでも緊張せずにリラックスして話もしてくれるので、お客様とも打ち解けやすくなります。

友達同士で入った新人たちを見るとそれが顕著に表れていることが確認できて面白い。他の先輩ホストのヘルプや一緒に初回の席に着く際は緊張で全然喋られないけど、友達と一緒に着く初回は大盛り上がりなんてこともあります。

人から愛されるというのは、相手も動きやすくなり、結果自分への貢献度も上がるので損得勘定でも愛される努力はしてください。

人望を得るメリット👇

  • 協力してもらいやすくなる:仲間やヘルプが自発的に動いてくれるため、チームプレーが円滑に進む。
  • 職場での居心地が良くなる:周囲との関係性が良好になり、ストレスの少ない環境で働ける。
  • チャンスが回ってくる:信頼されている人には、上司や仲間から大きなチャンスが巡ってくる。
  • ヘルプが全力で支えてくれる:仲良くなったヘルプほど、自分の売上に貢献してくれる可能性が高い。
  • お客様への印象が良くなる:チームの雰囲気が良いと、お客様にも安心感や信頼感が伝わる。
  • トラブル時に助けてもらえる:困った時に周囲がフォローしてくれるため、ピンチを乗り越えやすい。
  • モチベーションが維持しやすい:周囲から応援されることで、前向きな気持ちを保てる。
  • 結果的に売上アップにつながる:協力関係が強まることで、仕事の効率も成果も上がる。

ホストとしての成長と象徴資本

成長の過程

ホストになって何を成し遂げたいかは、人それぞれですが、その中で必ず通る道は自分がブランド化するということです。

ここでは、ホストの成長とお金で買えない価値を得るということについて解説します。

売上と指名本数がもたらす地位と評価

売上を上げている人間や、多くの人から指名を貰っている人はその他のホストよりも上の立場と言えます。お店に貢献できるホストが優遇される構図は、誰からも文句が出ず、競争意識を高められる合理的なシステム。

売上の高い人やナンバーに入っているホストは、出勤時間や掃除の免除といったその他のホストとは待遇が違ったりもします。このように明確に【売れている人】と【その他のホスト】と分けられることで、売れているホストの価値観は上がっています。

カイ
カイ

このシステムがあることによって、ホストの目標を明確にでき、上下関係にしっかりと差が付きます。

一度の高額売上が持つインパクト

シャンパンコールというシステムもあり、高額なシャンパンやボトルが入ると周りのホストやお客様もいくらの物が入ったのか理解することになります。店内が暗くなり大音量で始まるパフォーマンスは意識しないというのは難しいでしょう。

「私は安く飲むって決めているから」そう思っているお客様でも、繰り返しシャンパンコールを見ているうちに、「高額な物を入れるのは当たりまえなんだ」とさえ思ってくるものです。ただし、1度きりの高額で今後来なくなってしまうようならば、控えた方がよいでしょう。

僕の経験ではあるを境にシャンパンを毎日入るのが当たり前になった時があり、その頃は少額で通っていたお客様も、一回の会計の基準が上がり、シャンパンを入れることに対する敷居が下がってったことがあります。

記録・ランキング文化

歴代売上No.1や指名本数歴代No.1というのは魅力的ですよね。「歴史を塗り替えた」「この店で俺が1番だ」という実績と成功体験を手に入れることができます。仕事で明確に忖度なしで実力勝負ができる仕事ってあまりないんですよね。

この競い合いの精神に魅了されると、逆に自分がホストから抜け出さなくなるという人も少なくありません。

ホストクラブで残る【記録】と【得られる価値】

記録の種類内容・意味得られるもの・効果
月間売上No.11ヶ月間で最も売上を上げた記録店内での地位向上/報酬アップ/知名度の急上昇
年間売上No.11年間を通して最も売上を上げたホスト店の看板的存在になり、他店舗・グループ内でも注目される
歴代売上記録更新過去最高額を更新した記録「伝説のホスト」として後輩や顧客の記憶に残る
指名本数No.1その月・年に最も多くの指名を獲得接客力・信頼・人気の証明となり、ファン層が拡大
イベント売上記録誕生日や周年イベントなどで最高額を達成SNSで拡散されやすく、ブランド力と話題性が上がる
グループ全体ランキング上位複数店舗を含めた全体成績他店からも一目置かれる存在になり、店舗を任されるチャンスが増える
年間表彰・アワード受賞グループや業界内での公式表彰「実績あるホスト」としての信頼と発言力を得る

「成り上がり」ストーリー

ホストにはそれぞれのストーリーがあります。それぞれの境遇があって、下積みの時代がある。学生時代陰キャでモテなかった子でも、ホストになって大跳ねしたなんてこともあります。しかし、途中で挫折して辞めてしまえば、ホストとしてのストーリーはそこで終わりです。

カイ
カイ

ホストでの実績は昼の世界では、誇れるものではありません。しかし、そこで積んだ成功体験は、必ずあなたの自己肯定感を高め、役に立つことでしょう。

SNS時代におけるアイドル化

SNSが流行っていることによってホストに行ったことがない人でも名前を知っているホストがいるなんて現象も起きています。Youtubeなどで動画を投稿していると、繰り返し視聴されてアイドルのように画面の中の人として崇拝されるケースもあります。

高校生なんかも、SNSで知る機会が多いので、まだお店には行けないけど追っているという子もいるくらい。SNSでの自分のブランディングというのも大切になってきますね。

ホストがSNSでファンを獲得する方法

  • 自分のキャラを明確にする:「癒し系」「熱血系」「王子系」「お笑い系」など、発信するキャラを一貫させる。
  • 投稿のトーンと世界観を統一する:写真の色味・文章の雰囲気・絵文字などを揃えて【ブランド感】を出す。
  • 日常やオフショットを発信する: 営業中以外の素顔を見せることで【親近感】を生む。
  • 短い動画・リールで印象を残す:5〜15秒で「笑顔」「トーク力」「人柄」が伝わるショート動画を投稿。
  • ファンとのコミュニケーションを大切にする:コメントやDMには丁寧に反応し、【距離の近さ】を演出。
  • 投稿頻度を一定に保つ:毎日または週数回、定期的に投稿することで継続的な露出を確保。
  • トレンドを適度に取り入れる:流行の音源やハッシュタグを使い、幅広い層にリーチする。
  • ストーリーやライブ配信でリアルを見せる: 店内の雰囲気や自然な姿を見せて「会ってみたい」気持ちを引き出す。
  • 他業種や有名人とのコラボを行う: 美容師・インフルエンサー・他店舗ホストなどとの共演で新規フォロワーを増やす。
  • プロフィールを最適化する:一目で「どんなホストか」が分かる肩書き・写真・リンクを設定する。

差別化

周りとの差別化というのは非常に大事になってきます。全員が量産型のホストをやっていたら、容姿が良い人だけが勝つつまらないゲームになってしまいます。僕の場合は他のホストとは同じ土俵に立たないと決めていました。

こういった周りと1つ違う立ち位置や見られ方をするというのが、ホストとして成長している証であり、他では得られない経験です。

差別化戦略 同じ土俵に立たない選択 意味のある 差別化 ただ違うだけでは意味がない → 顧客ニーズに応える独自価値の提供が必須 4つの差別化ポイント 👤 個性 キャラ 見た目 話し方 趣味 ファッション 💬 接客 スタイル 個別対応 信頼構築 記憶力 共感力 📱 SNS 発信力 動画投稿 ファン獲得 ブランド化 店外認知 🎯 専門性 スキル 知識の幅 企画力 特技 独自の強み 戦略的ポジショニング 市場分析 競合を知る 顧客層の明確化 誰に何を提供するか 付加価値での勝負 価格競争を避ける 「容姿だけのゲーム」から脱却 独自の立ち位置と見られ方を確立することで 競争激しい業界で確固たる存在感を示す

ホストとして働く上での心構え

「楽して短期間で伝説的なホストになってやる」という考えで成功できるのは、一部の天才のみです。僕が知っている中でも、そんな短期間で売れて、結果を出し続けたという人はいません。

ここではホストをやるうえでの心構えについて解説します。

プレイヤーから育成係へ

最初はプレイヤーとして自分自身の売上を上げることを考えると思います。しかしそこで得た知識やノウハウを、次の世代へ繋いでいく事も業務の1つとなってきます。自分の中だけで、経験を独り占めしていては、店舗や業界の発展には繋がりません。

僕も代表を務めていたので、育成の経験はあります。必ずしも全員売れるわけではないのですが、売れるきっかけをつかんで成果に現れた時は嬉しいものです。辞めたあとに従業員と飲みに行く機会があってその時に言われた「実際カイさんはマネジメント能力高いってことを痛感しました」というセリフには誇らしさを覚えました。

プレイヤーとして売れ続けた人が、内勤や管理職になり、店舗を運営側になるのはよくある流れです。従業員を管理し、店舗を繁栄させていける人になるというところまで見越して働きましょう。

成功するホストに共通する考え方

成功するホストは必ず、頭を使って働いています。チェーンの外れた自転車を全力で漕いでも【前に進まない】ことを知っているから。寝る時間を削ってLINEのやり取りをして売れていない人もいれば、その時間を「どうすればこの会話が、指名に繋がるか」考えて文を打って売れている人もいます。

1つ1つの行動に意味を持って努力しましょう。

成功するホストと失敗するホストの考え方の違い

観点成功するホスト失敗するホスト
行動の目的目的を明確にして行動する(「なぜそれをやるのか」を常に考える)目の前のことを“なんとなく”こなすだけ
時間の使い方効率を意識し、考える時間と行動時間のバランスを取る行動量だけを増やして、思考を止めてしまう
営業スタイル相手の心理やタイミングを読んで戦略的に動く感情や勢いに任せたアプローチを繰り返す
課題への向き合い方失敗を分析し、次に活かす言い訳を探して、同じミスを繰り返す
モチベーションの源「どう成長するか」を基準に考える「どうすれば楽できるか」を基準に考える
お客様との関係長期的な信頼関係を築こうとするその場の売上だけを狙って一発勝負に出る
発想の広さ他業界やSNSなど外から学びを吸収する店内の常識や先輩のやり方だけに固執する
努力の質「考えて動く」ことで少ない行動でも結果を出す「動いてる気になる」だけで成果が出ない
結果の出方コツコツ積み重ねて安定して伸びる一時的に上がっても長続きしない

心をすり減らさないためのバランス感覚

ホストは本当に精神力を使う仕事です。僕の場合はたまに、ホストと関係のない友人と遊んで気晴らしをしていました。実はこうした【他のホストが、体験しない経験】を積むことが思わぬ成果を生むこともあります。

狭いホストの世界の中だけで生き行くと、発想や知識の幅が似たりよったりになってしまうんですよね。自分の心を守る方法と自分の力になる方法は人それぞれあると思いますが、効率のいい方法を取っていきましょう。

長く続けるために大切なこと

長く続けるためには、焦らないことです。一朝一夕で結果が出るような世界ではありません。周りがどんどん売れていくのに、「自分だけいつまでも結果が出ない」ここで焦って無理な賭けをしたり、諦めて辞めてしまうと勿体ないです。

焦る気持ちはわかりますが、冷静に考えて、最適だと思う行動を検証しながらコツコツデータを積み上げていきましょう。

カイ
カイ

注意点は、焦らないのとダラダラやるのは違うということ。自分の中で目標を立てていつまでに結果が出なかったら別の方法を試してみるなど、常に考えて行動することを辞めてはいけません。

まとめ|ホスト業界のリアルから見えるもの

ホストクラブの仕組み 働く側(ホスト) 1 初回に着く 新規のお客様を接客 2 指名を取る リピーターを獲得 3 売上を上げる 利用する側(客) 1 初回体験 格安料金で利用 2 指名する 通常料金で利用 3 ボトルを入れる (任意・高額) 💡 実態を知れば「怖い」イメージは減る!料金システムを理解することが大切

この記事では働く側・利用する側のシステムの違いについて解説しました。働く側のシステムを簡単に3ステップにまとめると、

  • 初回に着く
  • 指名を取る
  • 売上を上げる

この3つです。

一方利用する側の3ステップは、

  • 初回(格安で体験)
  • 指名(通常料金)
  • ボトルを入れる(内容により価格変動)

最後の「ボトルを入れるかどうか」は、あなたの判断次第で欲しいと思えば入れてください。

漠然と「ホストは怖い」という印象を持っていたあなた。何が怖いのかって、実態を知らないから怖いんですよね。働く側からすれば、「どのような給料システムになっているんだろう?」「働くって実際何をするんだろう?」そんな風に思います。

利用する側も、「本当にその料金以外にかからないの?」そういった不安も生まれると思います。この記事を読んで、少しでも不安が軽くなっていたら嬉しいです。是非、もっとホストクラブに興味を持ってください。

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