「ホストっていったい何をする仕事なんだろう?」
「稼げるって聞くけど、実際どんな1日を過ごしているの?」
そんな疑問を持つ人は多いと思います。
ホストとして稼ぎたい気持ちはあるけれど、仕事内容がわからないままでは不安ですよね。
僕自身、未経験からホストを始めた当初は、右も左もわからず不安でいっぱいでした。
しかし、役割と1日の流れを理解してからは「どう動けば売れるか」が見えてきたんです。
この記事では、ホストの基本的な役割から、実際に何をして1日が終わるのかまでを、元No.1ホストの視点で解説します。
読み終える頃には、「自分にもできるかもしれない」と思えるはずです。
ホストの役割とは?

「お酒を飲んでわいわいしているイメージがあるけど、具体的にどんなことをするの?」ホストはただわいわい騒いでいるだけではないんです。
ここではホストの役割について解説していきます。
お客様を【楽しませる】のが一番の役割
まずはお客様を楽しませるというのが、一番重要な役割になってきます。楽しませる方法はいくつかあって、
- 恋心をくすぐる
- 飲んで騒いで盛り上げる
- お客様の話をたくさん聞く
だいたいこの3つが基盤になります。
ホストにくるお客様は、この3つのことを提供してもらうためにお金を払っているということを理解してください。普段の生活では遠慮して、相談事だったりちょっとわがまま言ったりってなかなかできないですよね。
「イケメンがいるからといって露骨にくっつくなんて、普段はできない」なんて人もホストにいけば相手から距離を縮めてくれるかもしれません。人によって営業スタイルは違うけれど、お客様自身で指名する人を選べるので自分にあった男性を選べます。
お客様が求めているものを提供して楽しませるのが1つのポイントになります。それを瞬時に見極められるように経験を積んでおくことが必要。
数字(売上・指名)を意識する営業職でもある
ホストはただがむしゃらに働いていればいいわけでもありません。仕事な以上そこは成果を求めていかなければいけません。「自分は売上なんて気にしていないので」なんてそれはダメです。社会人として、仕事とは会社の要望に応えていく必要があるのです。
しっかり自分の持っている数字を把握して、具体的な目標を立てることも大切。例えばバースデーの月だったら、「この子はタワーをして、この子は〇〇円のシャンパンはいけるな」などとだいたいの検討は付くはずです。
売上や指名本数を細かくチェックして、自分に今足りていない数字はどこなのか確認してみましょう。自ずと今自分が補わなければいけない箇所も見えてくるでしょう。

売上を上げていくために意識していきたいところは、売上・指名本数・初回の送り・リピート率・客単価。この辺は少なからず把握しておきたいですね。
チームを支える裏方の仕事もある
席に着いて自分の売上を上げることだけが仕事ではありません。ヘルプについてサポートしたり、裏で洗い物をしたりも立派な仕事です。ヘルプでいくら単価を上げても自分の売上にはなりません。
しかし、それでもお互いに支え合ってより効率的に楽しい時間になるように協力するのです。タクが被った時(指名のお客様が複数人同じ時間帯にお店にいるとき)など1人では対応しきれませんよね?あなたは1人しかいないし、誰もつかない時間が長いとお客様も帰ってしまいますよね。
僕はNo.1でお客様がいる時でも、他の従業員の席にも顔を出すようにしていました。そうすることによって、お客様からも従業員からも厚い信頼を獲得することができました。今度は逆にヘルプで頑張ってくれるようになるし、お客様が枝を連れてくれば取りやすくなるんですよね。
自分の売上に直結することだけが仕事ではないということを覚えておいてください。自分のことだけを考えていては、なかなか成果を出すのは難しいです。
ホストは実際に何をする?仕事内容を解説

「具体的にはどんな仕事をするの?」想像を絶するほど大変ならちょっと考えちゃいますよね。これから入店したいと思っている方は、しっかりイメージを持っていくといいですよね。
ここでは、ホストの仕事内容について解説していきます。
接客(トーク・お酒作り・盛り上げ)
接客には大きくわけて3種類あります。
- トーク
- お酒作り
- 盛り上げ
これらを1つずつ掘り下げていきたいと思います。
トーク
これは喋りを中心にお客様の心を満たしていく接客です。お客様は何かを求めてホストクラブへ来ているわけです。もしかしたら悩みを抱えているかもしれない、または褒められたい気分なのかもしれない。
相手に何かを与えられるトークを心がけましょう。
お酒作り
テーブルでは従業員がお酒を作ります。お客様はお金を払っているので、グラスが空になる前に自然と作り始めなくてはいけません。お喋りに夢中になって、手元がおろそかになる人も多いのでしっかり意識しながらトークをしましょう。
話しながら作るって最初は難しいかもしれませんが、指先まで接客だと思って魅せれるようになりましょう。
盛り上げ
ワイワイ盛り上がるのも接客です。結局お酒を飲んでバカ騒ぎをするのって楽しいんです。カラオケがあるなら歌って騒いで、飲みゲームなんかするのも楽しいですよね。テーブルには緩急をつけることを意識しましょう。
営業活動
営業の方法はいろいろありますがここでは3つ紹介します。
- LINE
- 時間を使う
- SNS
主にこの3つに集約されると思うので深堀していきます。
LINE
日ごろから小まめに連絡を取り合いましょう。たまに連絡が来て「お店に来て」だけ送ってくる人と日ごろから他愛もないLINEをしている人とでは、当然後者の方が信頼関係を築けます。相手が自分のLINEで一喜一憂するところを想像してみてください。
LINEは手軽にやりとりできて便利なので、しっかり活用してください。
時間を使う
空いている時間や休日を使って、お客様に会うという方法です。回数を重ねて会うと単純接触効果で、相手は自分に好感を抱くようになります。ホストに通ったこともないし、通うつもりもないという子でも、回数会って1度でもお店に呼べば沼らせることが可能。
お金が発生しない時間でも営業に使える人は強いです。
SNS
今は発信力も大事になってきています。キャッチをしてお客様を捕まえるというのもリスクがありますからね。SNSなどを利用して、ファンを先に獲得してしまえばあなた目当てで来店する人も増えてきます。
できることは全部やっていきましょう。
店内清掃や準備などの雑務
華やかなことだけではなく、雑用のような地味な仕事もあります。綺麗な店内・快適な空間を提供するためにはかかせない業務です。トイレにいる時間などはお客様が我に返る瞬間でもあります。そういった時は特に汚れが目についてしまうものなんです。
売上に直結しないと思ってここを疎かにする人は売れる可能性も下がるでしょう。
【清掃・準備チェック表】お客様は細部を見ている👇
| 清掃・準備項目 | お客様の視点・感じ方 |
|---|---|
| テーブル拭き・灰皿交換 | 指先がベタつかない・清潔感があると安心できる |
| グラス磨き・水滴の拭き取り | 透明なグラスは「丁寧に扱われている」と感じる |
| ソファ・イスの整頓 | 乱れていると“雑に扱われてる感”が伝わる |
| 床のゴミ・ホコリ取り | 足元が綺麗だと無意識にリラックスできる |
| トイレの清掃・補充チェック | 「また来たい」と思えるかどうかを左右する重要ポイント |
| 照明・BGMの確認 | 店全体の雰囲気が整っていると気分が上がる |
| メニューやボトルの配置 | 整っているだけで“高級感”を感じさせる |
イベント・シャンパンコールなど特別な仕事も
毎月のようにイベントがあるお店もあります。イベントの時は集中して集客・単価アップを狙うことができます。何故イベントだと単価が上がると思いますか?シャンパンコールなどが頻発すると他のお客様も触発されて店全体の売上が上がっていくんです。
そのために毎朝シャンパンコールの練習をしています。高いお金を払ってもらうだけの対価を与えられるように、真剣に取り組みましょう。

シャンパンコールの練習や本番でマイクを持つのを嫌がる人がいますが、それはシャンパンを入れてくれたお客様や担当に失礼です。ましてや、マイクを持って上手にコールをすれば周りからの評価も上がるので率先してやった方がいいです。
ホストの1日の流れ【出勤から退勤まで】

ホストがどのように1日を過ごしているのか気になりますよね。生活リズムはめちゃくちゃですが、もしかしたらあなたには逆に合っているかも?
ここではホストの1日について解説します。
昼~夕方:自由時間
この時間帯に睡眠や食事を取ります。営業をしたりお客様に時間を使う人もいます。アフターに行っている人もいますね。出勤前の準備をしてヘアメイクに入って出勤していきます。自由時間といってもお酒も入っているので満身創痍で動いている人も多いです。
ホストはギャンブルが好きな人も多いので、パチンコやスロットに行っている人も多いです。僕が働いていたお店でも、必ず1人や2人いました。
夜:出勤・開店準備・ミーティング
お店に着いたら、開店のために掃除をしたりシャンパンコールの練習をしたりします。従業員が集まってミーティング。在庫の状況や帰りのミーティングで話したことなどの復習など、鼓舞する意味もあります。
営業前に気合を入れてモチベーションを上げていきましょう。
営業中:接客・注文対応・お会計
お客様が入り始めれば、指名・初回・ヘルプ、それぞれの持ち場で接客をします。必要なものやオーダーが入れば大きな声で「お願いします!」と言って人を呼びます。基本的にはテーブルに座っている人はお客様を1人にして動くことはありません。
最後はお会計をして締めます。
営業中にホストがやることリスト👇
- テーブルでお客様を一人にしないように接客する
- お客様のグラスが空く前にお酒を作る
- オーダーが入ったら大きな声でスタッフを呼ぶ(「お願いします!」)
- 会話の流れを見ながらトークのテンションを調整する
- 他席の様子や店全体の空気を常に意識して動く
- 指名・初回・ヘルプでそれぞれの役割を意識して行動
- お客様の表情や反応を見てベストな対応を模索
- 会話の締めやお会計では感謝の言葉を忘れない
営業後:片付け・締め作業・終礼
お客様が帰ったら掃除が始まります。内勤の方は売上や経費の計算もしなくてはいけません。掃除が終われば帰りのミーティングです。1日を通して気づいたことや、改善するべきことを話し合います。
酔いつぶれて寝ている人なんかもいるので飲み過ぎには注意が必要。
昼職とホストのミーティングの違い👇
| 比較項目 | 昼職のミーティング | ホストのミーティング |
|---|---|---|
| 開催時間 | 朝や就業時間中に実施 | 営業前または営業後の深夜に実施 |
| 目的 | 業務連絡・進捗報告・目標確認 | 店の売上共有・モチベーションアップ・反省会 |
| 雰囲気 | フォーマルで落ち着いている | 熱気と緊張感が入り混じる“戦場の空気” |
| 内容 | 数字や報告が中心 | 「誰が良かった・悪かった」「今日どう動くか」など感情的・実践的 |
| スタイル | 議事録や資料を使う | 言葉と勢いで伝える口頭中心 |
| 発言の主 | 上司・管理職が主導 | 店長・代表・No.1ホストが中心に鼓舞する |
| 終了後 | そのまま仕事へ戻る | そのまま営業・または解散 |
| 狙い | 業務の効率化・情報共有 | チームの士気を上げて“売上につなげる” |
ホストの仕事で大変なこと・やりがい

「なんでホストなんてやっているの?」そんな風に聞かれたこと何度もあります。ホストにはホストの良さもあります。
ここではそんなホストの大変な部分ややりがいについて解説。
体力・メンタル面がハードで大変
心身共に負担の大きい仕事なので、そこは大変だなと感じます。毎日お酒を飲むと体は辛くなるし、人間関係が全てといっても過言ではない世界なので精神的にもしんどくなります。酔っぱらって従業員やお客様ともめたりしたら、気分は最悪で体調も悪い朝を迎えることになるでしょう。
自己管理が非常に重要になってくる仕事だと思います。

アンガーマネジメントは事情に重要だと思います。特に酒乱の人はお客様からも従業員からも嫌われるし、お店としても致命的なバグになるので要注意。
指名・売上のプレッシャーが強くて大変
毎日数字に追われるのは本当に辛いです。指名のお客様を呼べる予定がなければ落ち着いて寝られないですし、上司からのプレッシャーも凄い。イベントごとがあるのに、お客様を呼べる予定がない時なんて、休む間もなく連絡を取り続けて、仮眠程度で出勤ということになります。
コンスタントに売上続けられるように、お客様の管理はしっかりしておきましょう。
それでも続ける人が感じているやりがい
それでも続けるのは、自分の努力次第で給料が変わるというのは魅力です。接客を通じて成長を感じられるのも続けて良かったなと思える瞬間。一般的に昼職で働いていると、言われた通りに行動して、社長の気が向いたら昇給するという流れがほとんどだと思います。
しかし、ホストは自分で考えて行動して、それが正解かどうかは上司ではなく数字が判断するので、感情で給料や評価が決まることはないです。数字を伸ばした人が偉いという単純だが本当の意味での実力主義の世界が好きだという人にはおすすめ。
まとめ👇
| 項目 | 大変なこと | やりがい |
|---|---|---|
| 体力面 | 毎日の飲酒・睡眠不足・昼夜逆転で体が限界に近い | 自分の体をコントロールできると自信がつく |
| メンタル面 | 人間関係・プレッシャー・お客様対応などで精神的に消耗 | 売上や指名が伸びたときの達成感は格別 |
| 売上・指名 | 数字に追われ続ける不安と焦り | 努力が数字で評価される明快な世界 |
| 人間関係 | 仲間との競争・上下関係の厳しさ | チームとして結果を出せた時の一体感 |
| 生活リズム | 昼夜逆転・不規則な食事 | 自分のペースで動ける自由さもある |
| 将来への不安 | 安定がない・続けられるかの不安 | 経験がトーク力・営業力として一生モノになる |
| 心の支え | 常に笑顔でいなければならない | お客様の「楽しかった」の一言が救いになる |
ホストに向いている人・向いていない人

ここまで読んでいただいた方は「自分には向いていないかも」そう感じているかもしれませんね。でも、幻想だけで入店してしまうと辛い思いをしてしまうのも事実なので冷静に見極めることが大切です。
ここでは向いている人と向いていない人について解説します。
向いている人
向いている人は常に努力を重ねて、人を喜ばせることに喜びを感じられる人です。ホストは意外と地道な努力が必要。そんな中売上が上がらない時期は、お客様が楽しんでくれているという実感だけが心の糧になります。
寝る間も惜しんで営業をしたりプライベートの時間を削る必要もあります。とても大変だけど、自分が中心となって場を沸かせている時の高揚感は最高。長期的な目線を持って純粋にお客様を楽しませることに集中しましょう。
僕もこの人を楽しませるのが好きなタイプです。なので逆にホストを辞めてからスポットライト症候群のようになっている気がします。エンターテイナーだということにしておきましょう。
向いていない人
向いていない人は無駄なプライドがあったり、我慢することができません。「これはカッコ悪いからやらない」「こんなことしても意味がない」とまだ結果を出していないにもかかわらず仕事を選んでしまいます。ヘルプで笑われるような立ち回りだって、積み重ねれば大きな強みになります。
短期的な思考とプライドは足かせ以外の何物でもありません。
ホストに向いている人・向いていない人の特徴👇
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 人を喜ばせるのが好き | やっつけで仕事をする |
| コツコツ努力を続けられる | 面倒なことを避けたがる |
| 我慢強く、メンタルが強い | すぐに心が折れる・イライラしやすい |
| 周囲との協調を大切にできる | プライドが高く、他人に頼れない |
| 長期的に目標を追える | すぐ結果を求めて諦める |
| 人の気持ちを読み取るのが得意 | 自分の話ばかりしてしまう |
| 「人を楽しませる」ことに喜びを感じる | 売上に直結しないことはやらない |
まとめ

ホストは人を楽しませるプロであり、営業職の一面も持っています。自分で自分という商品を売り込み数字を作っていく仕事です。【毎回席に着くことがプレゼン】。自信なく商品を売ろうとしても決して売れることはありません。自信を持って売り込みましょう。
華やかなイメージを持たれがちなホスト業界、しかし裏では地道な努力の積み重ねがあります。なんでもそうですが、結果を出そうと思うと長期的な視点が必要。小まめな連絡や細かい気遣いの積み重ねが大きな信頼へと繋がっていきます。長い目で大きな成果を掴みにいきましょう。
ホストの1日について解説しましたので、これを参考にしてぜひ自分に合うかどうか考えてみてください。
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