ホストの仕事内容とは?実際に働いてみて良かったこと・大変だったことを公開

カイのアイコンとアイキャッチ ホストのリアルな仕事
  • 稼げるイメージもある反面怖いイメージもある
  • 街でスカウトされたんだけど信用しても大丈夫?
  • 学校の友人がアルバイトで働いているから興味はあるんだけど詳しく内容を知りたい

ホストという仕事に興味はあるんだけど「反社会的な人や怖い人と関わるのではないか?」と不安になっている人も多いです。

僕は、美容学生の時にアルバイトで始め、卒業後V13(13ヶ月連続No.1)、1店舗の代表にまで上り詰めました。しかし、その10年の間にお店選びから失敗したり、売り上げを作るまでかなり遠回りをしましたが、その分多くの学びがありました。

そこでこの記事では、ホストに興味はあるんだけど働いている人の声を聞いてみたいという方に向けて、僕が実際に働いていた時の仕事内容や良かったこと・大変だったことをまとめて解説します。

この記事を読めば、全くの初心者でもホストで働くイメージをより鮮明にすることができます。

僕が10年かけて培った経験とリアルを凝縮しました。ホストで稼いでみたいという方は是非最後まで読んでください。

ホストの役割

ホストの仕事においての役割を大きく2つにわけると【担当のホスト】と【ヘルプのホスト】がいます。

担当のホスト=お客様から指名を貰っている人。この担当ホストの役割としては、そのテーブルでのメインの接客担当になるということです。お店の外ではLINEや電話で連絡を取り、来店を促す営業活動をします。

ヘルプのホスト=担当のホストのサポート。基本的にはテーブルの盛り上げ役を担うことが多く、担当のいない席のフォローや、担当と連携をしてシャンパンを入れるように誘導したりします。お酒を作るのもヘルプのホストの役割。

基本的にはこれらいずれかの役割を任されて仕事を進めます。

項目担当ホストヘルプホスト
役割お客様から指名を受けて、テーブルのメイン接客を担当担当ホストのサポートとして、盛り上げやお酒作りを担当
主な業務会話・営業・同伴・アフターなど、お客様との関係構築席の盛り上げ、ドリンク作り、場の雰囲気作り
お店外での活動LINEや電話で営業し、来店を促す特になし(お店でのサポートが中心)
責任の重さ売上や指名を直接左右するメインポジションチーム全体を支える裏方的ポジション
報酬売上に応じた歩合給(バック)が発生基本的にヘルプでの仕事は給料に影響しない
求められるスキル営業力・トーク力・継続的な関係づくり空気を読む力・チームワーク・気配り

【関連記事】ホストは何をする?初心者でもわかるホストの役割と1日の流れ

禁止行為とルール

ホストには業界用語で爆弾というものが存在します。簡単に言うと人のお客様に手を出したり、指名を取ろうとしてはいけないというルールです。いくつか例を挙げると、他のホストのお客様に

  • 連絡先を聞く
  • 担当の悪口を言う
  • 関係を持ってしまう

主に以上の3つが「爆弾」に当たります。ちなみにSNSを通じた連絡も基本的には禁止です。

【関連記事】ホストの禁止行為とは?破った結果の実例付き

ホスト業界のシステム

店舗によって異なる可能性はありますが、僕の経験からおおよそのシステムを紹介します。ここで紹介する以外のシステムもありますが詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

【貼り付け予定】

出勤時間やシフトの実態

売れていない人は出勤後に掃除から始まるので、オープンの約1時間~2時間前に出勤しているところが多い印象です。シフトについては、レギュラーとアルバイトの2つがあり、レギュラーはだいたい週に1回の休みでそれ以外は出勤というところがほとんどです。

アルバイトだと前もってシフトを決めてそれに沿って出勤するスタイル。だいたい「週2日から働ける」なんてうたい文句を出していますね。

僕も街でスカウトされて、当時学生だったので週2日で稼げるといううたい文句に心がときめいたのを覚えています。新しくオープンする予定のお店だったので未経験だけを集めていると言っていましたが、実際はリニューアルで経験者も多数はいました。

初回システム(新規来店時の流れ)

初回は飛び込みでない限り最初は連れてきた人が席に着くことが多い。なので、新人のホストや売れていない人はチャンスを掴むために初回のお客様をできるだけ多く担当しようと頑張ります。10分~15分くらいで交代して次のホストが着きます。

カイ
カイ

最初に着くメリットは、指名を貰ってしまえば次の人が周ることはないので有利です。

これを1時間~2時間繰り返して、最後に送り指名を内勤さんが聞きに行きます。この送り指名というのは、お店の中でお客様が一番気に入ったホストを選ぶシステムのこと。選ばれた人は最後の送り出しを担当します。

送り指名を取れなくても初回は連絡先を交換していいので、席に着いたら必ず連絡先を聞きましょう。

お店の営業時間

お店の営業時間は、制度や状況によって頻繁に変わります。昔は、深夜0時前くらいから朝まで営業しているのが主流でしたが、風営法の規制が強化されたこともあり、1部と呼ばれる夕方から夜までが主流になりました。

風営法で決められているのは、原則として深夜0時までには営業を終わらせないといけないという決まりがあります。時間をしっかり守ってやっているところは数少ない印象です。

営業区分営業時間特徴主な働き方
1部営業(夕方~夜)17:00〜24:00頃現在の主流。風営法で0時までの営業が基本。日中に休み、夜に出勤する一般的なスタイル。
2部営業(深夜~朝)0:00〜8:00頃許可制の店舗も多く、夜勤型で体力が必要。夜通し勤務、昼に就寝する生活リズム。
3部営業(朝~昼)6:00〜12:00頃「朝ホス」とも呼ばれる。朝活客層に人気。早朝出勤で、午後は自由時間を取りやすい。

【関連記事】【ホスト業界のシステム】働く側と利用する側それぞれのリアル

ホストの給料・待遇

ホストの給料には最低保証というものがついていて、僕が働いていたころは1日あたり5,000円程度が相場でした(現在では8,000円〜10,000円程度が多いそうです)。そこから、売り上げによって給料が変動していき、店舗によって異なりますが歩合制(売り上げの50%以上)へとシフトするという流れになります。

給料の歩合(バック)には、主に以下のような種類があります👇

  • 指名
  • 同伴
  • キャッチ

主にこの3つのバックが多くのホストクラブで設定されていることが多いです。
※キャッチは法律で禁止されています。

売れていない時は1日5,000円の最低保証だけの月が続きます。そこから交通費やヘアメイク代などでも消えていくので手元に残るお金は3,000円程度。お金が足りないから、日払いで生活費を補うようになり、結果的に月の給料がほとんど残らない「日払い生活」に陥りやすくなります。

もしもホストを始めるならば、できる限り日払いは抑えて月の給料でまとまったお金を受け取れるようになりましょう。

【関連記事】【2025年版】ホストの給料はどれくらい?営業経験を活かす転職術と歩合の仕組みを解説!

お店選びのポイント

ホストクラブを選ぶべきポイントの画像

「ホストを始めてみたいけど店舗が多すぎてどこにすればいいのかわからない」1日体験でもお金はもらえますが、全部回っていたら時間がいくらあっても足りません。結論、いちばん大事なのは相性です。どんなに給料が良くても、結果を出しにくい環境では稼ぐことはできません。

僕も3店舗で働いた経験がありますが、最初の店舗では気圧されて上手く発言することもできず、結果を出すことができませんでした。

自分が働きやすいルールや従業員の雰囲気で決めるのがいちばんいいです。ただし、あまりに口コミが悪いお店には注意が必要です。

真剣に店選びについて学びたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください👇

【ホスト未経験でも安心して働ける店の選び方】元プレイヤーがリアルに解説

ホストの外見

ホストは見た目を清潔感のあるものにすることが重要です。小汚い恰好をしていては、お客様から第一印象の審査で印象が悪くなり、その先のあなたのことを知ろうとは思ってもらえません。まず、あなたを知ってもらうには最低限、綺麗な格好をすることが必須です。

綺麗な格好というのは、髪型を整えたり、メイクをすることも含まれます。プロに任せてヘアメイクをすれば自分の気分も上がるし、当然綺麗に仕上げてくれます。メイクも寝不足と二日酔いでボロボロの肌をさらすよりもファンデーションで綺麗に見せた方が評価は高いです。

男性で化粧をすることに抵抗がある方もいると思いますが、売れたいなら最低限清潔感だけは身につけるべきです。

カイ
カイ

今は男性用の化粧品も出ているくらい、男性が化粧をすることが当たり前になってきている時代です。人前に出る仕事なら尚更マナーだと思って使用してみましょう。

売れるホストになるための見た目の作り方は下記を参考にしてください。
【ホストの見た目は髪型だけじゃない】見栄えするホストになるための本当の条件

タイプ別のホスト像(営業スタイル・選ばれる理由)

営業スタイル別タイプ診断
Q1 / 6

質問文

ホストにもいろいろなブランディングの仕方があります。
営業スタイルでわけると主に

  • 色恋
  • 友営

ざっくりわけるとこのような感じですがそれぞれ何故選ばれているのかを簡単に解説します。

色恋

恋心を刺激して通ってもらう営業方法です。多くの人がイメージするホストはこのタイプじゃないでしょうか?女性も恋心を刺激される接客を期待している部分もあり、疑似恋愛を楽しんだり、本気で将来について考えたりとその深さは個人差がありますがいちばん沼りやすい営業方法かもしれません。

友営

友達のように悩み相談に乗ったり、ワイワイ騒いだりする色気を前面に出さない接客スタイル。この方法はお客様との関係が長続きする可能性が高いし、他のホストに通っているお客様も担当の相談をしに通ってくれることもあります。

中には、長く通っているとお客様が勝手に好きになってしまい色恋に発展するケースも。

これは営業方法と言えるかは少し疑問ですが、短い時間で一気に距離を近づけるには有効です。ここまで関係が深まればお店に足を運んでくれる可能性は高まるし、お願いを聞いてくれる可能性も上がります。

しかし、ゴールからスタートしている状態なのでそこまでのプロセスを楽しむ時間がないため、短期的な関係で終わりやすい傾向も。

営業スタイル向いているタイプメリットデメリット
色恋営業・恋愛トークが得意
・駆け引きが上手な人
・大きく売上を伸ばしやすい
・顧客の熱量が高く支援されやすい
・依存関係に発展しやすい
・精神的な負担が大きい
友営(友達営業)・人の話を聞くのが好き
・誠実で気配り上手
・長期的に安定した関係を築ける
・信頼を得やすい
・短期間での売上アップが難しい
・恋愛的な魅力が弱くなりやすい
枕営業スキンシップや距離感の取り方が上手い人・短期間で距離を縮めやすい
・リピーターを確保しやすい
・関係が長続きしにくい
・トラブルに発展する可能性がある

【関連記事】ホストクラブの接客タイプとは?客層・ハマる心理・タイプ別の最適な接客方法を徹底解説

ホスト業界の魅力とやりがい

ホスト業界の魅力図解

「ホストって大金稼げて夢があるよね」もちろん金銭面のことも魅力の1つではありますがホストを始めるうえでの魅力はそれだけではありません。一般的な業界ではないからこそ得られるものもあります。
ここでは、ホスト業界の魅力と何がやりがいなのかを解説します。

人脈が増える

ホストは常に新しい人と繋がっていく仕事。女性だけではなく男性のお客様も来ることもありますし、同伴やアフターで行ったバーなどで知り合いが増えていくこともあります。人脈が増えることで、困った時に助けてもらえたり、お客様を紹介してもらえたりもします。

他店との繋がりを持っておくとトラブルが起きる確率も減りますし、イベントごとに花を送ってもらったりすると箔もつく◎。人脈を増やしたいという人にはチャンスが多い業界です。

カイ
カイ

ただし人脈を作れば必ずいい方向に進むわけではありません。夜の世界は悪い方向へ利用すようとする人もいます。法に触れるような誘いは断りましょう。

自己成長につながる

テーブルマナーや気配りといったことを飯の種とする職業ですから当然自己成長していきます。相手の気持ちを汲み取って、態度や言葉にするということを自然とできる人って意外と少ないんです。

夜の仕事を辞めてから、昼の仕事に就職しましたが、人間1週目かと思うくらい人との対応が雑な人が多い印象を得ました。例えば機嫌が悪い時にあからさまに態度に出す、挨拶をまともに返さないなど。

そういったスキルを当たり前に習得できる環境は特殊だと言えます。

稼げる可能性がある

やはりいちばんの魅力は大金を稼げる可能性があるというところです。10代で月50万円なんて稼げたらすごい方ですよね?それがホストでは可能なんです。「お金は目に見えるステータス」なんて言っていた人がいましたが、それでいくと売れているホストはステータスがかなり高い。

【服の値段を見ずに買ったり】、【後輩と頻繁に食事に行って全部おごってあげたり】そういうことができる人になりたいですよね。お金さえ稼げば、全部できます。

かっこいいお金の使い方👇

  • スーツをオーダーメイドで仕立てる
  • ヘアメイクや香水に妥協せず、常に最高の自分を維持する
  • 後輩の誕生日に欲しいものをあげられる
  • お世話になった先輩や内勤スタッフに高級ランチをごちそうする
  • シャンパンを開けてくれたお客様に、翌日サプライズで感謝の贈り物を届ける
  • 家族には「心配かけた分」を形にして還元する(旅行・食事など)
  • 新しいお客様のために、自分の名刺や衣装にこだわりを持つ
  • 忙しい日々のご褒美に、一人でラグジュアリーホテルに泊まって心を整える
  • 仲間のナンバー入りを一緒に祝うためにお金を使える
  • 稼いだお金の一部を将来のために投資・貯蓄に回し、自由を買う

トーク力・営業力が身につく

会話の組み立てがうまくなるし、営業力もついてきます。お客様をどの流れで呼ぼうか、どうやってシャンパンを入れてもらうか、常に考えながら接客しているので当然営業力は上がります。

【周りの状況を加味し、自分の手札をしっかり見極めた未来予測】これができるようになるのが強み。会話や営業力というのは生きているうえで絶対に使うスキルなので磨いておいて損はないです。

ホストで培えるトーク力・営業スキルの活かし方👇

ホストで培うスキル具体的な内容他業種での活かし方
会話の組み立て力相手の反応や感情を読み取り、会話を自然に展開できる。営業・接客・商談などで、相手に合わせた提案や安心感を与えられる。
質問力・傾聴力相手の本音を引き出す質問やリアクションができる。カウンセリング・面談・人事業務などで、ヒアリング力として役立つ。
空気を読む力場の雰囲気やタイミングを瞬時に判断し、適切に動ける。チームワークや会議など、協調性を求められる職場で重宝される。
営業力(提案・クロージング)相手の気持ちを動かす提案と、行動につなげる言葉選びができる。営業・マーケティング・販売職で成約率アップにつながる。
心理分析・観察眼表情・仕草・言葉から相手の感情を察して対応できる。マネジメント・教育・接客業で、人間理解に基づいた対応ができる。
プレゼンテーション力自分の魅せ方を磨き、印象に残る話し方や立ち振る舞いを習得。プレゼン・セミナー・面接など、人前で話す場面で強みになる。

【関連記事】ホスト業界の魅力とは?元ホストが実際に働いて感じたやりがいと本音

ホスト業界の厳しさ

ホスト業界の厳しさについての図

ホスト業界は、案外簡単に稼げるものでもありません。最初は夢を抱いて入っても、現実の厳しさから辞めていく人も多いです。
ここではそんなホスト業界の厳しい点について解説します。

精神的なプレッシャー

【ホストは個人事業のようなもの】とは言われますが会社である以上成果を求められます。毎日「お客様を呼ばなければ」と数字に追われる日々を過ごさなくてはいけないこともあります。例えば、誰かの誕生日イベントがあれば必ずお客様を呼ぶ必要があり、それがお世話になっている先輩であればシャンパンで盛り上げないといけません。

このプレッシャーに潰されてしまうか、自分の信念を貫いて結果まで結びつけられるかが重要です。

カイ
カイ

頑張りすぎて寝不足になり、次の日の営業に遅刻してしまうこともあるので注意が必要。営業前の時間は「飲みに行こうかな」という連絡がくる絶好のタイミングの1つ。

体力的にキツい労働環境

実は結構体力的にも消耗します。肉体労働というわけではないのですが、無茶な飲み方をしてしまったり、連絡があれば対応しなくてはいけないので寝不足にもなります。次の日の来店予定がたっていない時など寝ている場合ではないとスマホをずっと気にする日々。

内臓も弱って、寝不足も相まって精神的にも肉体的にも「つらい」と感じる人は多い業界です。中には一切営業をかけず、仕事後は好きに遊んで、寝るだけという人もいますがそれで売れるのは稀なケースです。

なぜホストは体力的にきつくなるのか👇

  • 深夜勤務が基本で、生活リズムが昼夜逆転する
  • 毎日のようにアルコールを飲むため、肝臓や胃腸に負担がかかる
  • 営業中は常に笑顔・気配り・トークを続けるため、神経を使う
  • 仕事後もお客様との連絡やアフター対応で休めない
  • シャンパンコールやテンション維持でエネルギーを消耗する
  • 睡眠時間が不規則で、休みの日も体が回復しきらない
  • 見た目の維持(ヘアメイク・スキンケア・体型管理)にも時間と体力を使う
  • 無理な飲み方やストレスで体調を崩すことが多い
  • 売上を作るために「休む罪悪感」を感じて休めない

数字を出し続ける難しさ

続けていれば1回くらいはそれなりに売り上げることはできます。しかしその売り上げを継続して上げ続けるというのが難しい人が多い。1回売り上げて満足してしまっているのか、そもそもその売り上げは偶然だったのか、どちらにせよ積み重ねを忘れればその【成功はただの偶然】になってしまいます。

ナンバーに入った時に天狗になって、次の月は売り上げを落としてしまう。そんな状態を繰り返しているようでは、まだ本物とは言えません。継続してこそ実力だと自他共に認められるでしょう。

僕が働いていたお店でもナンバーが毎月のように変わる時期がありました。皆切磋琢磨している反面、そこまで変動があるのは運の要素が強かったようにも感じます。そこから自分が突き抜けて安定的なNO.1に慣れた時は誇らしかったことを覚えています。

求められるスキル

求められるスキルの図

ホストにはさまざまなスキルが求められます。
その中でも代表的なスキルは、

  • 営業力
  • 会話力
  • 自己管理力

これらが特に重要です。

それぞれの特性について解説します。

営業力

お客様を呼ぶ能力は重要です。日ごろからのこまめな連絡や、飲みに行きたいと思っている空気を敏感に感じ取る能力が必要です。突然「飲みにおいでよ」とばかり連絡が来ても「また営業かよ。しつこいな」と思われて終わり。

逆に連絡を取り合っている中で、これは誘ったら来てくれるのではないかというタイミングもあります。営業中の「混んでる?」これは激熱です。もしくは営業前の「今日予定ある?」これもほぼ確定。

呼べるタイミングで取りこぼさないことが何より大切です。

営業力がある人とない人の違い👇

観点営業力がある人営業力がない人
お客様への姿勢相手の状況や気持ちを読み取り、タイミングよく声をかけるとりあえず連絡を送るだけで、相手の反応を考えていない
連絡の仕方普段から雑談や相談などで自然に関係を維持している営業の時だけ連絡して「また営業か」と思われてしまう
観察力・空気の読み方お客様のテンションや状況から「今なら誘える」を察知できる相手の都合を無視して誘い、断られることが多い
トーク内容相手を主役にして会話を組み立て、楽しませることができる自分の話ばかりで、お客様が退屈してしまう
リレーション構築長期的に関係を育て、信頼から売上につなげる目先の売上ばかり追い、関係がすぐ途切れる
行動の一貫性返信・出勤・対応すべてに誠実さがある返信が遅い、ドタキャンなど信頼を損なう行動が多い
結果の出し方売上が安定しており、リピーターが多い売上に波があり、一発屋で終わりやすい

会話力

会話を武器とする職業ですから会話力は必要です。会話力と言ってもひたすら自分のことを話すのではなくあくまでお客様をテーブルの主役として会話を作っていくのです。多くの女性は自分の話をしたいもの。僕らはその話を面白く演出するのが役目です。

お客様がオチのない長い話をしていても「で?オチは?」なんて言ってはいけません。その話に盛り上がりをつけるのはあなたの仕事です。

カイ
カイ

女性のオチのない長話は退屈で苦痛にさえ感じてしまう気持ちもわかります。その素材を美味しく料理するのがプロの手腕ですよ。

自己管理力

自分の心身の管理をすることも重要です。毎日寝不足でお酒を飲んでいると体調も崩しやすくなってしまいます。プレッシャーの中で人とずっと接しているとストレスも溜まります。些細なことでも、【うがいをする】とか【健康的な食事をとる】などでもいいです。

ストレス発散に散歩や筋トレをしてみてもいいです。話のネタにもなるので一石二鳥ですね。太りすぎにも注意して日々の生活も仕事の一環です。

幸い僕には仕事以外でも遊ぶ友人がいたので、そこでストレス発散することができました。そしてその遊びの中で、いろいろな経験を積み会話のレパートリーを増やすこともできました。プライベートで出会う人の中からお客様として通ってくれる子を見つけたりと仕事に直結することが多かったので、仕事以外の繋がりも大事にするといいです。

ホストに向いている性格

ホストに向いている人の図解

最初からホストに向いている性格もあります。人と接する職業なわけですから、人間嫌いな人だと不利ですよね?

ここではホストに向いている性格について解説します。

人と話すのが好き

人と話すのが好きな人は大きな強みになります。コミュニケーションが苦手な人はお客様と会話をするだけでストレスを感じてしまう。聞く力が大事だとは言いましたが、話が好きな人は話したい内容があふれ出てくるため、その【話題を自分で上手に引き出す作業】に力を入れる必要があります。

一方、話すのがあまり好きではない人は、話の中で次に話す話題を考えながら沈黙を作らないようにすることに力を注がなくてはいけません。会話をする上でどちらの方が有利かは一目瞭然ですよね?

人と話すのが好きな人のメリット👇

  • 初対面のお客様ともすぐに打ち解けられる
  • 会話の中からお客様のニーズや好みを自然に引き出せる
  • トークで場の空気を明るくし、全体の雰囲気を盛り上げられる
  • お客様に「また話したい」と思わせることでリピート率が上がる
  • 同僚やスタッフとも良好な関係を築きやすい
  • 難しい場面でも会話でその場をコントロールできる
  • 話題が多い分、沈黙が怖くなく、どんなお客様にも対応できる
  • 感情表現が豊かで、親しみやすい印象を与えられる
  • コミュニケーションから自然と営業力・信頼構築力が身につく
  • 会話を楽しむことでストレスが溜まりにくく、仕事をポジティブに続けられる

負けず嫌いで努力できる

ホストは数字の世界なので、当然競争心がある人の方が成功します。悔しいという気持ちは心のエンジンを燃やす燃料になります。NO.1になれなかった時に涙するくらいが理想。勝ちたいという気持ちはお客様にも伝わります。

お客様もその熱意に感化されて「応援したい」と思うようになり、お金を使うようになるという側面もあります。

応援したいと思われる人と、そうでない人の違い👇

観点応援したいと思われる人応援したいと思われない人
姿勢・努力結果が出なくても努力を続ける姿を見せる。失敗を笑いに変える余裕がある。できない理由を口にして行動しない。愚痴や言い訳が多い。
お客様への向き合い方お客様を大切にし、感謝の言葉を忘れない。相手の時間とお金を尊重する。売上目的が前面に出て、相手の気持ちを軽視してしまう。
人柄・雰囲気素直で明るく、裏表がない。人として信頼できる。態度がコロコロ変わり、損得で人を判断する。
発言・トーク前向きで周りを励ませる。自分の夢や信念を語れる。ネガティブで他人の悪口や不満ばかり。話していて疲れる。
行動・一貫性約束を守り、どんな時でも誠実な対応を貫く。気分や売上で対応を変える。信用を失いやすい。
外見・印象清潔感があり、常に人前に出る意識を持っている。だらしない格好や態度で、周囲への配慮が欠けている。
感情のコントロール悔しさを糧にして前進できる。すぐに不機嫌になり、周りに空気の悪さを伝播させる。


自分をブランド化できる

自分をどのように見せるか意識できる人は強い。自分を俯瞰で見られる人は、自分のキャラクターや周りからの印象もしっかり把握できます。自分が【かわいい系】のキャラなら、「男らしさをぶつけるよりも甘えた接客の方が効果が高いな」などと戦略を練ることができます。

見せ方と見え方、これを意識できるのとできないのでは雲泥の違い。自分のあだ名を流行らせたり、このファッションと言えばこの人となるようなブランディングというのも重要です。

カイ
カイ

まずは自分をどのように見せるというのを共通認識にしようか考えてみましょう。難しければ、皆からなんて呼ばれるか、呼ばせるかというネーミングを考えてみましょう。

メンタルが強い

ホストは心を病んでしまう人も多いくらいメンタルの強靭さが必要です。人の悩みの多くは人間関係が原因。それをずっとお客様や従業員という対人間に特化した環境ではストレスやトラブルも多く抱えてしまいます。

【お客様に暴力を振るわれた】【苦手な従業員がいる】など悩むことは尽きないですよね。かといって仕事中に一人になれる時間なんてほぼないので追い詰められてしまいますよね。

僕も正直ストレスがたまり1人になりたいと思うことも良くありました。お客様から嫌なことを言われても我慢したり、上の人間に対して不満に感じることもありました。それでも本気で頑張ってきたからこそ、辞めずに続けていられたんだと思います。

「心構え」=短期的ではなく継続して努力できるか

短期的でなく、長期的な目で努力し続けられるかは重要。1ヶ月で来なくなってしまうような接客をしていると、そのお客様の【現在の限界】で売り上げはストップしてしまいます。しかし継続して呼び続けることができれば、月に1人指名のお客様が増えると仮定して、12ヶ月後には12人に増えています。

しかも最初に指名をもらったお客様とは関係性や信頼が積みあがっているので、使ってくれる額や頻度も上がっている可能性が高い。メリットはこれだけではなく、短期的な目で見るよりも長期を見据えて積み重ねていく方が大きな売り上げにつながっていきます。

実際に働いてみて感じたこと

ホストをやって良かったことと悪かったことの図解

「理想と現実が違うっていうのはわかったけど、あなたはどう感じたの?」今思い返すと、つらいことも多かったけど楽しいと感じている時期も長かったように思います。

ここでは、僕が実際に働いてみて感じたことを解説します。

仕事がキツいと言われる理由と対策

仕事がキツいと言われる理由としては、

  • 生活リズムが崩れる
  • 人間関係の問題が絶えない
  • お酒で体を壊す

大きく挙げられるのはこの3つです。

対策としては、お酒を飲んで売り上げを上げるスタイルを見直した方がいいでしょう。酔っぱらってグダグダになった状態で接客をすれば、お客様とも従業員ともトラブルになる可能性は上がります。

お酒を飲んでいると、どうしても体に負担がかかってしまいます。ただでさえ、24時間連絡が来てゆっくり寝られないのだから、お酒が抜けた状態で寝られるように極力飲まずに単価を上げられるように意識しましょう。

良かったこと

やっぱりお金をたくさん稼げるようになった時は嬉しかったですね。初めて30万円をもらったときは感動しました。「たった30万円で?」と思うかもしれませんが、この壁を超えるのが意外と大変なんです。

50万円売り上げることが、1つの壁と見ていいでしょう。僕の感覚では【10万円】【30万円】【50万円】【100万円】このくらいが最初に超えていかなくてはいけない壁という感じがあります。お金を持つ感覚と成功体験を積めたというのがいいところですね。

壁(目標金額)意識すべき行動・取り組みポイント
10万円の壁まずは「連絡の頻度」を上げて存在を覚えてもらう返信が早い、気遣いのあるメッセージで印象を残す
30万円の壁指名客を増やすために「自分の強み」を磨く話し方・見た目・キャラを固定してブランディングする
50万円の壁同伴・アフターなど外の時間も大切にする「お店の外」でも信頼関係を築ける人が安定して売れる
100万円の壁仲間とイベントを上手く利用する一人の力でなく、周囲を動かせるホストが上位に立つ

大変だったこと(売れない時期の苦労)

売れていない時は本当に大変でしたね。日払いをしてヘアメイクに入って、交通費をかけて出勤して、何をしようにも「お金がない」と言わなければいけない惨めさ。友達に遊びに誘われても「お金がないから行けない」なんて言うの嫌ですよね。

ホストやってるのになんでお金ないの?と思われてしまいます。この時期に「コンビニでアルバイトしていた方が稼げるじゃん」と辞めてしまう人も多いのではないでしょうか?

カイ
カイ

結局売れるまで続けられた人が勝ちます。毎月売り上げを上げることができれば、月日を重ねればいずれ大きな利益になりますよね?

経験者17人に聞いた「一番大変なところ」

知り合い17人に聞いてみたことをざっくり載せておきます。

  1. お客様と喧嘩になる
  2. 上司と反りがあわない
  3. お酒が苦手
  4. 酒癖が悪いので喧嘩になる
  5. 暴力が平気で行われていて怖い
  6. 稼げない
  7. 時間通りに店が閉まらない
  8. 上司の酒癖が悪くて辛い
  9. オーナーに連れまわされて寝る暇がない
  10. ミーティングの度に怒鳴られる
  11. 他店との付き合いが面倒
  12. ルールに縛られて話すことがない
  13. 男性のお客様の相手
  14. 酔っぱらっている時の掃除
  15. 家に帰ってからも仕事
  16. メンタルの管理
  17. 親戚に「何やっているの?」と聞かれた時

被っていないところをかいつまんでこんな感じでした。やはり共通して大変なのは人間関係という意見が多かったです。お客様とも従業員とも濃密に接していくためもめ事もどうしても多くなっていってしまうんですね。

まとめ

この記事のまとめ画像

この記事の内容をまとめると

  • 自分の性格や覚悟に合うなら挑戦する価値あり
  • 華やかさとその裏側のリアルを両方知ることが大事

この2つです。

性格的に向いている人はすぐに結果を出しやすいです。しかし、向いていない性格だからといって自分を卑下する必要はありません。慣れていけば、【仕事用の自分】を作り出すことだってできます。大変な道になるかもしれませんが、その覚悟さえあれば挑戦してみて欲しいです。

そしてホストは華やかなイメージがありますが、売れていない時は過酷。同年代の普通に働いている人よりも稼げないです。友人からも「そんなに稼げないならホストなんて辞めたら?」と言われることもあるでしょう。それも理解したうえで働き始めるのと知らないで飛び込むのでは、メンタルが崩れるリスクは大きく変わります。

これらを踏まえて、是非1度【1日体験】から始めてみてください。

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